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音楽と運動

音楽と運動
音楽と運動

福岡天神は、今日も猛暑日が続いています。この暑さでは、さすがに外で、スポーツやランニング、ウォーキングをするのは難しくなりそうだと思い、メニューの内容を見直そうかなと考えていたところ、70代のお客様や30代のお客様から、さすがに、日中は運動が難しいので、朝早く起きたり、夜日が暮れてからの時間に変更をしたとお聞きしました。

他にも、走るだけを目的に24時間ジムに入会されたり、ストレッチをご自宅で頑張って頂いていたりと嬉しいお話を耳にすることが多くなっています。暑さという障害に負けずに、それならばどうするかを考えて行動されるお客様には脱帽です。

努力の成果を上げるためにも、音楽は大切なようです。多くの方は、運動をしながら音楽をきいていることでしょう。でも、その音楽が身体にどう影響をしているかを考えてみると、チョイスも変わるかもしれないし、効果も上がるかもしれません。今回は、音楽と運動について記載して行きたいと思います。

音楽と運動

音楽と運動
音楽と運動について、調べてみると、様々な論文や、記事が多く出ている。その中でも、科学的根拠のありそうなものをチョイスしてお伝えしていきます。実際に、普段音楽を聴きながら、ランニングするときとそう出ないときの疲労具合や身体の調子を比べてみると、断然聴きながら行った方が調子が良いのを感じる方も多いはず。では、実際、身体の中ではどのような事が起きているのでしょうか❔


◉音楽には三大要素というものが存在するらしい。。。
それは「リズム・メロディ・ハーモニー」と言われているそうです。民族音楽には打楽器だけで成立するメロディとハーモニーが存在しない音楽があり、あらゆる音楽にはリズムが共通しているそうです。それを踏まえると、音楽の本質とはリズムだということが言えると多くの記事で記載がありました。


◉生まれながらにして❔
私たち人間がこの三大要素のうち、最初の体験として何を感じてきたのかといえば、それはリズムだそうです。実は、人間は生まれた瞬間からリズムを認識しているのですが、一体何をきっかけにリズムを感じてきたのだと思いますか?

その答えは心拍とのことです。なるほどと思われた方も多いはず、すでに、お母さんのお腹の中でリズムを感じていたんですね。最初に感じるリズムとは、お母さんの心拍ということです。

お腹の中で心拍が聞こえて、はじめてリズムというものを認識する。生まれてから成長していくにつれて、リズムは手足のさまざまな振動などを通じて複雑なものになっていきます。そうやって脳はリズムを理解していき、体の動きはリズム感を形成して行くとのことです。

スポーツの現場においても、リズムは非常に大切です。プロになればなるほど、力の入れ方を学ぶのではなく、力の抜き方を覚えようとします。その力の抜き方には、個人的な意見になりますが、リズムが非常に大切です。

この知識には、非常に奥が深いものがあり、このリズムを制すれば、かなりの運動能力向上に役立つと認識しています。

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シンクロ

シンクロ
トレッドミル(ランニングマシン)で音楽を聴きながらランニングすることは、トレーニーや、今年のような暑さでは増えている方がたくさんいらっしゃると思います。ランニング中、しばらくはある特定のリズムがフィットして走っていきますが、途中で坂道を走るような負荷を加えたりすると、それに応じて走るテンポも変わっていきます。すると、耳から受け取っている音楽のリズムと合わなくなるという現象が起きます。これは多くの方が感じているのではないでしょうか❔

たとえば、走り幅跳びの選手や走り高跳びの選手が跳躍する前、観客に手拍子を求めようとすることがあります。助走のテンポと手拍子が合えば、本来、あるいはそれ以上の記録を発揮することに繋がりますが、それが合わないと不本意な記録に終わってしまうことがほとんどですから、感受性が豊かな人にとっては、周りにあるリズムは運動のテンポを崩すディストラクター(邪魔もの)になってしまうそうです。

◉他にも、このような面白い記載もありました。
人は周りのリズムに自らを同期(シンクロ)しようとする生き物なのです。シンクロとは自然の摂理なので、その理不尽さは意地悪しているのではなく、そうなってしまうものなんですね。その意味において、運動時における音楽では、リズムが最も重要だと言えます。

ひと昔まえに、野球業界で、イチローさんのバッティングからシンクロという言葉が流行りました。投手の呼吸や動作に合わせて、打者がシンクロしバッティングのパフォーマンスを上げるというものです。

今では、当たり前のようにしていますが、当時は、画期的な考え方でした。リズムのシンクロが、ここでもスポーツにおいて大切なことだと良くわかる事例です。

BPMランニング

BPMランニング
BPMランニングとは、、音楽を聴きながらランニングをすることです。しかし、音楽であればどれでも良いというわけではなく、テンポが重要との事です。


◉BPMランニングとは?
BPMランニングとは、音楽のテンポと歩数の数を合わせるランニング方法であり、普通にランニングするよりも苦痛を感じにくくすることができます。BPM(Beats Per Minute)は一分間に刻むビートの数であり、音楽でいえばリズムの速さであり、ランニングでいえば歩数のことを示しています。

例えば1分間に140歩で走っている場合は、140のビートが刻まれている音楽を聴くことがBPMランニングです。音楽のテンポと歩数を合わせることで自然と足を前に出すことができ、テンポもよくなるため、疲れを感じにくくなります。

そのため、ランニングのペースをキープできないときにおすすめです。しかし、歩数に合ったリズムの音楽を探すことは難しく、さまざまな方法でテンポ数を把握しなければなりません。


◉BPMランニングのコツ
BPMランニングのコツは目的に合ったテンポの音楽を聴くことです。テンポが速くなればより速く走ることができるため、上級者におすすめです。しかし、一分間に刻まれる音楽のテンポは把握しづらく、自身の歩数がわかっても中々適した音楽に巡り合うことは難しいです。

そのような時には音楽のBPMを把握できる音楽プレイヤーを利用するようにしましょう。BPMを調べれる音楽プレイヤーであれば自身が所持している音楽から販売されている音楽まで幅広い音楽のBPMを知ることができます。

そのため、自身の歩数に合った音楽も気軽に見つけることが可能です。またアプリなどを使用して、その曲のBPMをはかってみるのもおすすめです。

◉音楽のリズムを、ペースメーカー代わりにする意識が大切。
楽しくラクに走り続けるのに欠かせないコツは、一定のリズム(ペース)で走ることです。初心者ランナーは、このペースが乱れがちなので、スタミナが失われてバテやすいのです。まずは、音楽に耳をかたむけ、リズムに意識を集中してください。

音楽のリズムをペースメーカー代わりにして、自分のペースを安定させ ましょう。気をつけることは、音楽のビートのリズムに、着地のタイミングを合わせること。自分に適したBPMの音楽を聴きながら、リズムに乗って走れば、一定のペースがキープできます。そのとき、走りがぐっとラクになったことを感じられるはずです。

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福岡マラソン

日本中で、マラソン大会が開催され始めています。しばらく走っていなかった方は、調整が難しいかもしれないですね。音楽を聴きながら調整を上手くいかせるコツも記載しておきます。


◉BPMを活用したビルドアップ走
レベルアップを狙った、高度な練習法にもBPMは活用できます。たとえば、ビルドアップ走は、余裕のあるペースから走りはじめ、徐々にペースを上げていく、やや上級ランナー向けのトレーニングです。

心肺への負荷が高いトレーニングメニューですが、BPMを取り入れれば音楽のリズムがあなたのペースを自然にひっぱってくれます。160BPMから走りはじめて、中盤は165~170BPM、最後は180BPMの曲にスイッチ。たとえひとりでも、より効果的な練習をこなせます。目標タイムで完走するなら、BPMで終盤のペースをキープする

実際のレースを想定して長距離を走るトレーニングにレースペース走があります。目標の完走タイムをめざして一定のペースで走り続けるのにBPMは有効ですが、終盤はペースダウンしがち。

そんなときこそ、音楽のチカラをかりて乗り越えましょう。音楽には、気持ちを奮い立たせてくれる効果もあります。自分に適したBPMミュージックの中でも、パワーソングを決めておいて、ここは頑張りどころというときに音楽でパワーチャージ。日々のトレーニングで上手に利用すれば、走りもレベルアップできるそうです。

まとめ

まとめ
このように、音楽と運動は、かなり親密な関係があります。産まれる前からリズムを感じていたなんて考えもしなかった方も多いはずです。

リズム感がないなと思っている方も諦める必要はありません。スポーツにおいてのリズムは、自分の中でのリズムになるのことが多いので、色々なリズムの引き出しを持つ事が、例えば、サッカーで言えば、独自のステップを生む可能性もあります。

まずは、リズムを感じようとする事です。頭を使うことも大切ですが、リズムを感じることから始めるとスンナリ身体に入ってくるかもしれません。