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アスリート怪我の種類

アスリートの怪我の種類
アスリート怪我の種類

福岡天神は、秋晴れの快晴になっています。昨日は、PARC YOGAに挑戦してきました。その後は、ランニングへ。ヨガにより、呼吸が整ったせいか、いつものランニングが気持ちよく走る事が出来ました。今朝も、なんだか調子が良い気がします。

運動習慣や、運動を継続するってことは、短期間で何かを成し遂げるよりも、ずっと大変なこと。でも、継続をして見ないと見えない世界があることは確か。でも、継続をしている方は、継続していない世界が見えないのも確か。どっちの世界を選ぶかは自分次第ですが、人生に挑戦できるような心と身体でいることに間違いは無いように思います。

一般アスリートなどが運動が継続できない理由の中で多い理由は、怪我です。そして、怪我をしてしまうと、やりたくても出来ないというフラストレーションまで抱えることになり、心身共に、きつい状況に、、、そこで、今回は、競技別に、起こりうる怪我の種類を把握して、予防に努めて行けるようにしましょう。

サッカー選手

サッカー選手
サッカー選手によくある怪我について

◉サッカー選手によくある怪我
サッカー選手にとって怪我というのはサッカー人生を左右しかねないほど重要なことです。如何早く処置し治療をすることによって、治る早さもまったく大きく変わりますし、対処が遅くなるだけで怪我の治りが長引いてしまう事も良く聞きます。
「歩くだけで足が痛む」「ボールを蹴ると足首が痛い」「歩くと踵や膝が痛い」など、
少しでもおかしいなと思ったらすぐに病院へ行き検査をすることをお勧めします。

・足関節捻挫
他の選手と接触したり、ぬかるんだピッチで足を取られたり、ボールを蹴る時に足を滑らし、様々な状況で起こりうる外傷です。単なる捻挫だと軽くみて放置をし、長期化してしまうケースが多々見られます。癖にしない様に早期で対処しましょう。

・打撲
タックルにより、太ももや腕など骨以外の部分を損傷したことを打撲と呼びます。いわゆる内出血状態となります。サッカーは足をよく使うスポーツなので、相手との激しい接触プレー等により足のすねや足首、太ももなどによく起こります。

・肉離れ
ふくらはぎや太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)の筋力バランスや筋肉の柔軟性が低下した時発症しやすい外傷です。再発するケースが多く見られるため、しっかりと慎重に対処を行わなければならないと思います。

・腰痛
腰痛についてはスポーツのほとんどの競技でよくみられる外傷ですが、サッカーでいえば、特にヘディングやスローインの際に特に腰に負担がかかります。その中でも特に骨が未発達の方については、脊椎分離症を引き起こし、最悪の場合には腰椎椎間板ヘルニアに発展する可能性もある事が言われているそうです。事前に注意しましょう。

その他の怪我
疲労骨折、膝関節靭帯損傷、ジャンパー膝、オスグット、シュラッター病、ランナー膝鼠径部周囲炎などがよく言われています。

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野球選手

野球選手によくみられる怪我

やはり圧倒的に多いのが、肘と肩の怪我です。

・野球肘
肘を伸ばしたり、曲げたりした時に痛みが出てきます。剥離骨折などの可能性があります。この症状は筋肉の力によって過剰に引っ張られることにより骨が欠けてしまっている状態です。肘に内側にズシンとくる痛いが伴います。このような症状が出たら早期段階で、医師に相談をしましょう。

私自身もこの怪我に悩まされた事がありますが、鉛筆を持てないくらいになりました。キッズのアスリートは、我慢せずにすぐに病院へ行きましょう。

・野球肩

投球動作時などに腕をあげる動作の予時に痛みが出てきます。リトルリーカーズ・ショルダーともいいます。この症状は骨と骨の間に筋肉が挟まれることにより生じる痛みです。適切な処置とリハビリを病院で受けましょう。

・肩関節脱臼
脱臼とは、骨と骨の連結部である関節が、本来の位置から完全に外れてしまった状態のことうをいいます。脱臼の整復には固定が必須であり、関節の回復に要する期間は約6~9ヶ月と遅く、修復には根気が必要になります。その中でも肩や関節というのは日常でも特によく使う部位のため、長期期間固定をすることが難しいこともあり長期化する事が多いとされています。

またたとえ自分で一時的に整復できたとしても、必ず専門家や医療機関の受診をお勧めします。関節内の損傷状態如何では固定やリハビリ、治療が必要となるそうです。特に、靭帯などや周辺の筋肉損傷、骨折、神経組織を圧迫している可能性も考えられるので、素人判断はやめてとにかく医師に相談して行きましょう。

その他
肉離れ、デットボールによる打撲、足関節捻挫、オスグット、シュラッター病などが挙げられると思います。

バスケットボール選手

バスケットボール選手
バスケ選手によくある怪我について

・足関節捻挫
体育館の床とシューズの兼ね合いで足首を捻り、ジャンプして着地の時に、足に多重がかかることにより、捻挫をし様々な状況で起こりうる外傷です。単なる捻挫だと軽くみて放置をし、長期化してしまうケースが多々見られるので、癖にしないように早期で対処をしましょう。

その他
腰椎分離症、腰痛、シンスプリント、疲労骨折、オスグット、シュラッター病、
バスケット膝など

コンタクトスポーツの為に、怪我の種類をあげるとキリがありませんが、まずは、予防できる事からしっかり対応して行きましょう。

バレーボール選手

バレーボール選手によくある怪我

・足関節捻挫
やはりバレー選手も、アッタクなどのジャンプ時の着地の際足を捻り、着地時にチームメイトの足を踏んでしまい、この競技も足関節捻挫の非常に多いスポーツの一つと言えます。

・ジャンパー膝
バレーボール選手のようにジャンプを多用するスポーツに良く見られる膝の怪我です。選手の痛みを訴える部分がたいてい膝蓋靭帯部であるため、原因になるのは膝蓋靭帯炎といわれています。初期症状としては、運動後の痛みが生じる程度ですが、放っておくと膝の周囲にまで
痛みが広がり、歩くことにも支障がでてきます。こちらは、体育大学時代に、よく見かけた症状です。長引く友人もいたので注意しましょう。

・腰痛、ヘルニア、ぎっくり腰
ブッロクやスパイクなどでジャンプを反復し、レシーブでは中腰姿勢を維持しながら瞬発的にボールに飛びついたりするので、腰の負担にかかりやすいスポーツの一つです。バレーボールにおける腰痛の大半は、肉離れや使い過ぎによる疲労から来る腰痛で、
これが突然起こることにより、「ぎっくり腰」を引き起こす可能性があります。

腰に関する怪我は特に、腰が原因ではなく、背中や股関節だったりします。機能を確かめた上でトレーニングも行って行きましょう。

その他
突き指、指の脱臼、バレーボール肩、バレーボール膝

ゴルフ選手

ゴルフをされている方によくあるけが

・ゴルフ肘
スイング時に右肘外側もしくは内側が痛むことがあります。これをゴルフ選手に多いため、ゴルフ肘と呼びます。

・腰痛、ヘルニア、ぎっくり腰
スイング動作で、柔軟性や、関節の安定性が低下している場合、腰の負担にかかりやすいスポーツの一つです。ゴルフにおける腰痛の大半は、肉離れや使い過ぎによる疲労から来る腰痛で、これが突然起こることにより、「ぎっくり腰」を引き起こす可能性があります。

あと、技術的な部分で、腰椎の回旋をするとスコアが良くなる場合は、そのスイングに耐えれる、腰の安定性や疲労したらケアをする習慣を作るべきです。技術的な動きと、関節に負担のかからない動きとは頭の中で整理して競技する事も必要です。


その他
腰椎椎間板ヘルニア、五十肩、ゴルフ肩など

テニス選手

テニス選手
テニスプレーヤーによくある怪我

・テニス肘
別名でバックハンドテニス肘、フォアハンドテニス肘がある。テニスのストロークを反復して行うことによって肘が痛くなる怪我です。いずれもラケットにボールが当たる時の衝撃が手首を動かす筋肉の肘へ何度も加えられることによって、断裂や損傷を引き起こし発症すると言われています。

・テニス肩
テニスプレーヤーによくみられる肩の痛みをテニス肩と呼びますが、その痛みの原因はいくつかあるそうです。
なかでも最も多いのは、使い過ぎによる肩関節や筋肉の疲労から来るものです。また、専門用語を用いると腱板の損傷や断裂、インピンジメント症候群、滑液胞の炎症などと原因は複数パターン想定されます。普段はほとんど痛みが出ないのにサーブをした途端激痛が出たり、痺れてきたり、腕に力が入らなかったり、疲労感がなかなかなくならなかったりする事もあるそうです。

その他
テニス足(肉離れ)足関節捻挫など

陸上選手

陸上競技をされている方によくある怪我

・シンスプリント
スネの内側の中央から下辺りにかけて痛みが発生するのが、このシンスプリントです。走る競技のスポーツや陸上選手によく見られる怪我の一つです。シンスプリントの主な原因としては挙げられるのは、急激に相当量の運動をしたり、硬い地面、クッション性のない靴などで走った場合によくあるそうです。

・ランナー膝
陸上のマラソンなどで、膝の関節部分に過度な衝撃がかかることにより、ランナー膝が発症します。鈍痛のようなものから、どんどん圧痛になっていきビリビリとした痛みを感じる人もいます。走っているときはもちろんですが、徐々に歩いているときも膝が痛むようになります。
そして結果、膝周囲が腫れてきて、膝がだんだん曲がらなくなり、最終的には歩行すら困難になってしまうケースもあるそうです。

その他
オスグット、シュラッター病、疲労骨折、成長痛、足関節捻挫など

ラグビー選手

ラガーマンによくある怪我

・肉離れ
ふくらはぎや太もも(大腿四頭筋、ハムストリングス)の筋力のバランスや筋肉の柔軟性が低下した時に発生しやすい外傷です。発生するケースが多く見られるため、しっかりと慎重に対処を行わければなりません。練習後のストレッチをしっかり行いましょう。

・肩関節脱臼
脱臼とは、骨と骨の連結部である関節が、本来に位置から完全に外れてしまう状態のことをいいます。脱臼の整復には固定が必須であり、関節の回復に要する期間は約6~9ヶ月と遅く、修復には根気が必要になります。その中でも肩や 関節というのは、日常でも特によく使う部位のため、長期期間固定をすることが難しいのもあり長期化する事が多いそうです。

その他
足関節捻挫、打撲、鎖骨骨折、前十字靭帯断裂、腰椎の分離症、椎間板ヘルニア、
首の痛みなど

水泳選手

水泳選手・スイマーによくある怪我

・腰椎分離症
何度も継続して腰をひねったり、反ったりすることで発症されるのが、この腰椎分離症です。背骨の関節である椎間関節において、疲労骨折を起こすことで、疼痛が発生してきます。バタフライや平泳ぎで息継ぎの際に胸椎や股関節のやわらかさがあまりなく、全身を利用できない場合に、こういった反る動作がより強くなるため、発生しやすくなるそうです。

・水泳肩
関節において腱板という関節を囲む筋肉、または腱板の上に位置する肩峰下滑液包という袋のようなものが炎症を起こすことで発生するのが、水泳肩です。肩甲骨の動きが鈍化していたり、肩甲骨を肋骨にぴったり引き寄せる筋力が弱かったりすると発生します。

・平泳ぎ膝
平泳ぎを行う際、水を素早く蹴ることで前に進む力を得ようとするときに膝が外反状態にすることで膝の内側の靭帯がひきのばされて発生するのが、この平泳ぎ膝です。脚を閉じることで前に進む力を得ようとする時に、股関節のやわらかさが低下しているために膝に過剰な負荷がかかり、膝の内側を強化しているハムストリングスという筋力が貧弱なため水から受ける抵抗に膝の靭帯が勝てずに発生します。

その他
腰痛、水泳肘

格闘技選手

格闘技選手に多い怪我

・足関節捻挫
柔道家の方に多いのが、足関節の捻挫です。特に足を畳にひっかけて足関節をひねってしまうケースが最も多く見られるそうです。

・椎間板ヘルニア
柔道家の方に場合には、投げ技などの様々な技をかけるうとき、相手選手の重みがそのまま腰にかかってしまった時に、腰に激痛が伴うそうです。

・靭帯損傷
相撲力士や柔道家の方に多い怪我で、投げ技の時に相手選手の体重がそのままこちらにかかり、膝の靭帯を痛めるケースがよく見られるそうです。

その他
肩関節脱臼、頸椎挫傷、頸椎捻挫(むちうち)、半月板損傷など

大学生時代に、柔道部の方が、よくテーピングをぐるぐる巻きにして練習しているのを横目で見ていたのですが、この状態で、パフォーマンスは高いのか❔といつも疑問を持っていました。怪我は勲章的な風潮は、選手の寿命を削るので、早期の対応と予防を伝統よりも優先する場面も必要かもしれません。

まとめ

まとめ
スポーツを続けていると、怪我をすることがあります。私は、小学校2年生から大学4年生まで野球をしていました。

人によっては、軽度な怪我から競技人生を左右する大きな怪我を経験する人も様々です。怪我の大小に問わず、怪我をするタイミングもその後の人生に大きく関わっています。大学時代に怪我をしなかったら、トレーナーという職業にはついていないかもしれません。

順風満帆で全てが進む選手はそうそういません。むしろ、思い通りにいかない時にこそ選手の進化が問われる瞬間だと思います。

それだけ、スポーツの世界とはシビアであり諦めない人の未来は明るいのかもしれません。大学時代に、怪我などが重なり、あまり試合に出れてなかった選手も、社会人で競技を続けた結果プロの世界に行かれた方もいました。

しかし、怪我をした直後や困難にぶち当たっている今、なかなか前向きに思えない事も経験しました。これは経験した人でないと不安や焦りはわからないかもしれません。チームの中で、即戦力ではなく、控えにまわっている選手でも、選手一人一人の人生があり、焦るものです。

コーチや、近くにいるトレーナーは、そういう選手にも、目を向けてサポートすると、チームとしての厚みが出るのではないでしょうか❔

前項のように、スポーツ毎に発生しやすい怪我があります。一瞬一瞬を勝負している選手ですが、競技前後のケアも選手としては必要な時間です。
大きな怪我をする前に、今一度見直していけたら良いなと思います。