BLOG カラダの豆知識

身体が硬くなる原因

身体が硬くなる原因
身体が硬くなる原因

福岡天神は、雪混じりの気候になっています。このように寒い日が続くと、身体もかなり硬くなって行きます。関節痛の発症やぎっくり腰の経験がある方は気をつけて行きましょう。しっかりとした柔軟運動やアップを行い怪我の予防をすることも日常の生活の質を上げるポイントになります。

また、アスリートは、もちろんのこと、GOLFをされている方や、マラソンをされている方は、気づかないうちに身体の柔軟性が低下しており、それに気がつかないでプレーを行い、なんで調子が悪いのかわからない。。。という事態になりパフォーマンスを下げてしまう方も少なくないようです。

そこで、身体が硬くなる原因をしっかりと把握することで、一般の方は怪我の予防をお行い、アスリートはパフォーマンス低下の理由を明確にすることで、心と体のバランスを整えやすくして行きましょう。

年齢と身体が硬くなる原因

年齢と身体が硬くなる原因
身体が硬くなることは仕方のないことで、年齢だから、、、といように考えてしまいがちだと思いませんか❔
確かに、年齢という要素は大きく関わっていると思います。しかしながら20代でも体の硬い方は、たくさんいるのです。
年齢を重ねたから、身体が硬くなったのか、、、身体が硬くなったから年齢を感じるのか、、、では大きく違うと思いませんか❔

さて、あなたは、前者❔後者❔という観点もまずは必要なのかもしれません。特に後者であれば、伸びしろがすごくあるので、あとは正しい知識を身につけて行動あるのみです。

年齢と柔軟性

赤ちゃんはぷよぷよして体中が柔らかいですね。歳を取ると体中の組織が硬くなってきます。皮膚は弾力性がなくなり、血管は動脈硬化をおこします。

これらの変化は組織中のコラーゲン線維の劣化が主な原因と考えられます。体の中のあらゆる組織にコラーゲン線維が含まれているのです。輪ゴムが古くなると硬くなって伸びが悪くなるように、コラーゲン線維も劣化して柔軟性を失います。

関節を形成する靭帯や関節包(かんせつほう)が硬くなれば、関節の動きが悪くなります。関節の動きが悪くなると、身体が固くなった、柔軟性がなくなったと感じるでしょう。

このような、歳を取ることで誰にでもおこるコラーゲン線維の劣化の他にも、関節の動きが悪くなる病気が、中年期以降には増えてきます。
例えば、中高年男性の10人に1人はびまん性特発性骨増殖症(びまんせいとくはつせいこつぞうしょくしょう)を発症するそうです。

(びまん性とはいたるところでという意味・特発性とは原因不明という意味)。これは脊椎椎体(せきついついたい)同士が靭帯付着部の骨化により、くっついてしまい、せぼねがひと塊となり、柔軟性がなくなってしまう病態です。こうなると体前屈や後屈がやりにくくなってしまいます。

しかしながら体が固くてもできる運動は沢山あります。
上記の内容については、何も意識をぜずに生活を行なった場合は、そのような可能性があるということです。誰しもがそういうわけではないので、そうならないように最善策を選んで行きましょう。

🔴blog🔴

体の柔軟性はいつからでも改善できる

体の柔軟性はいつからでも改善できる
前項で記載したように、柔軟性の低下は否めない部分もありますが、一方で、体の柔軟性はいつからでも改善できるという考え方も多くあります。私は、硬くなるスピードが年齢と共に上がるので、その前に対応していくという考え方を推奨します。もちろん、間違いなくやる価値があるのは間違えありません。

「体が硬いのは生まれつきだから、ストレッチなんて意味ないよ」❔

このように最初から諦めてしまう人がいます。本当にそうでしょうか。もちろん、骨の形状や関節の構造といった遺伝的要因で可動域の狭い人はいます。しかし柔軟性をつくる要素はそれだけでなく、運動経験やケガの有無、生活習慣などでも差がつきます。

例えば幼少期からバレエのレッスンを継続している人は、股関節の柔軟性が生涯高くなる傾向にあり、運動習慣のない人は関節の柔軟性が低下する傾向にあります。つまり硬いのは、活動量が低下し「関節可動域が狭くてもできる小さな動作」ばかりを積み重ねた結果ということです。

ストレッチを習慣化できた人は、カチカチに硬くなった体でも氷を溶かすかのようにジワジワや柔らかくなっていくという、目に見える成果が現れます。逆に生まれつき可動域の広い関節と柔軟な筋肉があっても、積極的に体を動かさずほぐさない人は硬くなる傾向にあります。

ストレッチには硬く縮んだ筋肉の柔軟性を取り戻す作用があり、一説には、筋肉の緊張を緩和させる薬物療法よりも効果的とまで言われています。継続すれば必ず、それこそ80代の方でも柔軟性は保たれ、さらにや柔らかくもなれるでしょう。

ストレッチは気持ちが良い

ストレッチは楽しく満足すべきもので、気持ちよくなくてはならない。楽しめなくなったとき、それは単に自分を傷めつける刺激でしかない」
という言葉があります。痛みを感じた時点で、脳が反応し、さらに伸ばしたい筋肉を緊張させます。つまり、ストレッチしているのに、さらに硬くしてしまう恐れがあります。

ここで問題になるのが、やった感じという感覚です、痛みがあった方がストレッチをやった感じがするのです。このやった感じ、物足りないか感じの感覚のせめぎあいは、ストレッチは始めたころ陥る境目だと覚えておきましょう。

上記の言葉のとおり、どこを伸ばしても「気持ちいい」のがストレッチ。もし気持ちよく伸びないなら、やり方が間違っているのかもしれません。

伸びているつもりが伸びていないなんてことはよくあります。

よく見かけるのが、ターゲットの筋肉を伸ばしているつもりが伸びていないケース。これは自分の体に合ったポーズではないからです。ストレッチというと、一方向にまっすぐ伸ばすイメージがありますが、筋肉のつき方や形状によって、伸ばす方向を変えたり周囲の筋肉の抵抗を緩和したりといった、気持ちよく伸ばすための工夫が必要です。そうでないと、ターゲットとなる筋肉が持つ柔軟性の伸びしろを生かしきれません。

試しに、座位で前屈をしてみてください。骨盤を立てるのと立てないのとで、 伸び感がまったく違うことを実感できるでしょう。ほかにも伸ばす方向や呼吸、時間などをセオリーどおりに行うだけで、気持ちいい伸び感を得られることがあります。

ぜひ、あなたにとっての気持ちよく伸びる方法を見つけてください。

「体にいいのはわかるけど、ひざも腰も痛いからストレッチなんて無理」。

つらい痛みを抱えていると、ストレッチのような簡単な動きでも縁遠くなりがちです。でも、そういう人こそ動かせる部分だけでも積極的に動かしていただきたいです。

私たちの体には毛細血管が張りめぐらされており、昼夜問わず酸素、糖質、脂質などが全身に運ばれています。ところが筋肉が緊張していると、その周囲や内部に走っている毛細血管を圧迫し、ひどくなると損傷するケースも。当然、血流は悪化しエネルギー源となる栄養素と酸素をスムーズに運べなくなって、老廃物が蓄積します。

このとき体に警告をするために放出されるのが、ヒスタミンやブラジキニンといった痛みを感じさせる物質です。これらが分泌されると、こりや疲労、痛みや不快感が生じるわけです。

筋肉が緊張して硬くなり、痛みが生じたまま伸ばすと「イタタタ」となり不安や恐怖でひるむかもしれません。でも筋肉は、動かさないと衰えて硬くなるばかり。収縮した状態からさらに過緊張が進んで血行不良は解消されないままでは、こりや痛みも消えません。この「痛み→緊張→痛み」の負のスパイラルを断たなければ、 将来的に筋肉量減少や筋力低下を起こし、さらには自分の脚で歩けなくなるおそれもあります。

痛みの解消には、なんらかの方法で血行を改善し発痛物質の分泌を抑えることが必須です。その最適な方法が、筋肉の緊張をほぐしリラックスさせるストレッチ。動かせる部位だけでも痛まない範囲で続けるうちに、痛みの原因部位が変化することもあります。医師に相談しながら無理のないポーズを選び、できるものを試してください。

頑張っているのに、やわらかくならない

ストレッチは気持ちいい範囲で行うからこそ効果がありますが「痛みを乗り越えれば柔軟性も最大限にアップするはず」などと思う気持ちもわからなくはない。「痛い」「つらい」「息が止まる」ほど頑張る人もいます。しかし、そのやり方ではじつはきちんと伸びず、かえって筋肉を傷つけるリスクが高まります。

前屈のストレッチで「あと少しでつま先に届きそう」というときに、反動をつける人をよく見かけます。
たしかに一瞬グンと伸びますが、筋肉には瞬間的に伸ばされると反射的に縮もうとして緊張し硬くなる性質があります。これが「伸張反射」です。

筋肉には、伸び縮みする情報を脳に伝えるために「筋紡錘」という、いわば筋肉を守るセンサーが埋め込まれています。その特徴は、急激に伸ばすと「筋肉が切れてしまう!」と脳にSOSを発信する点にあります。筋紡錘は「痛い」「苦しい」と感じるくらい強く伸ばしたときにはたらいて、筋肉に「縮みなさい!」という指令を出すから、伸ばそうとしても伸びないのです。これでは柔軟性の向上、維持につながらず、忙しいなか時間を使ってストレッチをする意味がありません。

静かに、ゆっくり、そしてなによりも気持ちよく。これが最高に効果的な静的ストレッチです。体感で言うと「強い痛みは感じないけれど、適度な伸び感が得られる」いわゆる、痛気持ちいいところまで伸ばしましょう。

他力と自力

他力と自力
ストレッチと聞くと、夜な夜な時間をとり、自らがストレッチを行う。。これは、、、正直、めんどくさいからストレッチ専門店で、しっかり体を伸ばしてもらおうという考えになった方も多いのではないでしょうか❔

この考え方も1つの引き出しとしては大正解だと思います。忙しいビジネスマンにとっては、クタクタになって帰った家で、また頑張るのは正直しんどいというふうに思うのが普通です。

しかし、なぜ、多くの運動指導者や、医師の方がストレッチを進めるのかというと、前項にもあった筋肉や脳のメカニズムが関わっているからなのです。

こんな経験をしたことはありませんか❔マッサージに行ったらすごくスッキリして可動域も獲得できたけど、1週間したらまた可動域が元に戻ってしまった、、、

これは、脳が、マッサージによって獲得した可動域を覚えていないため、必要以上に伸びを感じ、元に戻ろうとする作用が働いてしまうた目です。ということは、毎週通い続けないといけないということになります。

では、どうすればよいいのか、、、ここで自力の登場です。
ストレッチを自力で行うと、体を動かす時には、脳からの司令により、自らがそこの可動域を獲得しようとしているために、脳は、その稼働いくは安全だと判断するのです。

そのように繰り返し自力のストレッチを行うと、脳がその可動域を覚えてくれるので、血流がよくなり肩こりなどの改善につながるのです。
お勧めは、自力と他力を融合させていくことです。ペアのストレッチの利点もたくせんあるので、自身の体と相談しながら上手く引き出しを使って行きましょう。

🔴blog🔴

まとめ

まとめ
身体が硬くなる原因の一つとして大きく関わるのは運動不足です。上記のように、筋肉があり、血流の良い状態である毛細血管の働きが良い状態を作ること、そして、適切な方法でストレッチを行い、様々な理由に対応できるように筋肉の長さをしっかりと保つことが大切です。

それには、運動が効果的なことは言うまでもありません。特に、お勧めする運動が、ピラティスとトレーニングとセルフストレッチを融合させることです。

ピラティスは、柔軟性や関節の可動域をマシンを使用して獲得できる優れた運動です。
トレーニングは、特にウェイトトレーニングであれば効率的に筋肉量や筋力を獲得できます。侍従でも構いません。
セルフストレッチで、上記トレーニングで獲得した筋肉と可動域、柔軟性を自力でキープして行きます。

ここに、スポーツ、ランニングなどの有酸素運動が加われば言うことありません。

このように、包括的なトレーニングを行うことで、体力がつきます。
人生に挑戦できるような心と身体でいる為に、まずは、できることからコツコツと行って行きましょう。