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パリオリンピック2024

パリオリンピック
パリオリンピック

福岡天神は、梅雨模様となっています。 そんな中、表題にもあるパリオリンピックに向けて、選手たちは調整に予断を許さない状況だと思います。2024年パリオリンピックは 日本時間で7月26日金曜日から開催をされます。

日本でも、今週末には陸上競技の日本代表やゴルフの日本代表が決まるなど、オリンピックを間際に代表選手の選考が行われています。また、新しい種目のブレイキンや、これまでとは違った競技の見せ方などにも注目を集めているようです。

そこで今回はオリンピックに選ばれている競技種目の歴史やルール等に迫っていきます。全てお伝えすることができないので、少しずつ記載をしていきますが、歴史や文化競技のルールを知った上でオリンピックを見るとより楽しく感動すると思います。今から2024年夏のパリオリンピックに向けて知識をアップデートしていきましょう。

バスケットボール

バスケットボール
1891年12月、アメリカ合衆国スプリングフィールドにある国際YMCAトレーニングスクールの体育教師だったジェームズ・W・ネイスミスは、冬の間も生徒たちが健康を保てるようにと屋内スポーツであるバスケットボールを考案した。この時に作られたルールのほとんどは今日でも使われている。1920年代には初の国際試合が行われ、1950年代には男女それぞれ初のワールドカップが開催された。

ルールの概要
バスケットボールは、長方形の室内コートで、1チーム5人の2チームが対戦するチームスポーツである。選手たちは手を使ってボールをコントロールし、床から3.05mの高さに設置されたバスケットゴール目がけてボールをシュートし、ボールをリングに通過させて得点する。オリンピックでは、試合は10分間の4クォーター制で行われる。選手は、コート内を走り回って攻撃と防御を繰り返すため、持久力、敏捷性、スプリント力、パワー、そして優れたスキルを発揮しなければならない。

オリンピックにおける歴史
バスケットボールは、セントルイス1904オリンピックで公開競技として初めてオリンピックで行われた。しかし、この時はアメリカ合衆国のバスケットボール選手権のひとつとして行われ、このため出場したのは同国のチームだけだった。バスケットボールはその後、ベルリン1936オリンピックで正式競技となり、以降、毎回のオリンピックで実施されている。女子種目は、さらに40年後のモントリオール1976オリンピックで初めて正式種目として実施されるようになった。

歴史的に、アメリカ合衆国は自国で考案されたこのスポーツで他国を圧倒しており、男子は1972年、1980年、1988年、2004年を除く全てのオリンピック、女子は1976年、1980年、1992年を除く全てのオリンピックで金メダルを獲得している。特に記憶に残るのは、同国はバルセロナ1992オリンピックにNBAのスター選手たちからなる「ドリームチーム」を送り込み、全試合で100点以上を挙げ、また対戦国に平均40点以上の得点差をつけて圧倒的な強さで金メダルを獲得したことだろう。

公式オリンピックWEBより引用

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サーフィン

サーフィン
ルールの概要
サーフィン競技では、選手は波に乗りながらトリック(技)やマニューバー(技の組み立て)を行い、5人のジャッジが、それらの多様さ、タイプ、難度に基づき採点を行う。選手のスピード、パワー、フロー(ひとつの波から次の波へと流れるように動きをつなぐこと)も審査の対象だ。オリンピックでは、ショートボードが使用されるが、このタイプの ボードは、スピードが速くて、よりテクニカルな動きを行いやすいため、豪快で壮観なトリックを演出するのには最適である。

オリンピックにおける歴史
1920年、3度のオリンピック競泳自由形の金メダリストであるデューク・カハナモクをはじめとしたアスリートやハワイのサーファーたちが、サーフィンをオリンピックの正式競技に採用するよう求めたキャンペーンを展開した。長い年月を経て、サーフィンはついに、東京2020オリンピックで正式競技として実施され、パリ2024でも引き続き行われる予定だ。パリ2024では、会場として伝説のサーフスポット、タヒチ島チョープーが選ばれている。

公式オリンピックWEBより引用

新体操

新体操
体操競技は、今日行われているスポーツの中で最も古い歴史があり、起源は古代文明にさかのぼる。体操競技、新体操などを統括する国際体操連盟(FIG)は、1881年に創立され、世界で最も古い国際スポーツ連盟。そんな体操競技から生まれた新体操は、比較的歴史は浅く、19世紀後半から20世紀初期にヨーロッパで人気だったグループ体操から発展した。

FIGは、1961年に新体操を競技として認識し、その2年後の1963年にはハンガリー(ブダペスト)で最初の世界選手権を開催している。


ルールの概要
新体操は、「動きによる表現」とひと言で説明できるかもしれない。伝統的なダンスと体操競技の要素を組み合わせ、リボン、フープ、ボール、クラブの4つの手具を用いて競い合われる。演技中に奏でられる音楽は重要な役割を持っており、ボーカルが入るものも用いられる。これまでのところ、新体操は女子種目のみで行われている。

個人総合種目では、選手は各手具を用いて1回ずつ、合計4回の演技を行う。各演技の時間は、75~90秒間と規定されている。団体種目は、5人の選手によって2回演技が行われる。最初の演技では、5人の選手全員が同じ手具を使わなければならないが、2回目の演技では4つの手具を組み合わせてもよい。演技は、Dスコア(難度)、Aスコア(芸術)、Eスコア(実施)を総合して評価される。

オリンピックにおける歴史
新体操は、これまでのオリンピックでは女子種目としてのみ実施されており、オリンピックデビュー(個人総合種目)はロサンゼルス1984。団体総合種目は、12年後のアトランタ1996で正式種目として初登場した。

公式オリンピックWEBより引用

バスケットボール3✖️3

バスケットボール3✖️3
世界で最も人気のある都市型スポーツと言えば、ストリートバスケットボールだろう。3x3バスケットボールは、大きな施設を必要としないバスケットボールの新しい形としてストリートバスケットボールから誕生した。ストリートスポーツからオリンピック競技へと発展を遂げた3x3バスケットボールは、5人制バスケットボールの統括組織である国際バスケットボール連盟(FIBA)によって統括されている。3x3バスケットボールワールドツアーやフランスのスーパーリーグなどの大会は、DJによる音楽を使った独特の演出なども手伝って、まだ新しいこの都市型スポーツの人気を急速に高めている。

ルールの概要
3×3バスケットボールは、1チーム3人からなる2チームが通常の半分の大きさのコート上で競い合う。ボールを保持しているチームがオフェンス、相手チームがディフェンスとなり、どちらのチームも1つのバスケットゴールをめぐって攻防を繰り広げる。試合の勝者は、10分間の試合終了時に得点が高いほうのチーム、または最初に21点を得点したチームとなる。5人制バスケットボールの3ポイントラインは、3×3バスケットボールでは2ポイントラインとして機能し、そのラインの外からのシュートが決まれば2得点、ライン内側からのシュートは1得点となる。

3×3バスケットボールの試合時間は短いが、選手は5人制の選手と同等、あるいはそれ以上のスピード、柔軟性、テクニック、予測能力などを用いてプレーする。

オリンピックにおける歴史
3×3バスケットボールにとって、2010年のユースオリンピックシンガポール大会のプログラムに追加されたことがオリンピックデビューとなった。また、2014年のユースオリンピック南京大会と2018年の同ブエノスアイレス大会でも実施された。これらの大会での大成功により、2017年、国際オリンピック委員会(IOC)は、東京2020のプログラムのひとつとして、3×3バスケットボールを正式にオリンピック競技に採用することを発表した。

東京2020では、1チーム3人の選手と1人の交代選手からなる男女各8チームが、3×3バスケットボール史上初めてオリンピックメダルを争った。この斬新で見応えのある都市型バスケットボールは、パリ2024オリンピックでも多くの観客を確実に魅了するに違いない。

公式オリンピックWEBより引用

ブレイキン

ブレイキン
ブレイキンは、都会的なスタイルのダンスとして、1970年代にアメリカ合衆国で流行。ヒップホップカルチャーをルーツに、ニューヨーク市ブロンクスのブロックパーティ(通りなどで行われる野外パーティ)で誕生した。アクロバティックな動きと独特のフットワークが特徴的で、場を演出するDJとMCの役割も大きい。

国際競技が1990年代に世界中で開催され、ブレイキンは、ヒップホップ界のみならず幅広く一般に広まった。


ルールの概要
パリ2024でのブレイキンでは男女各1種目が開催され、16名のBボーイ(男子)と16名のBガール(女子)がそれぞれ1対1で対戦する。選手は、6歩などのフットワーク、ウィンドミルなどのパワームーブ、フリーズなどの要素を巧みに組み合わせて演技を行うが、DJの流す曲のリズムやビートに即興で動きを合わせて個性あふれる演技をしなければならない。史上初となるオリンピックメダルをかけた熱いバトルに注目が集まる。

オリンピックにおける歴史
ブレイキンは、2018年、ブエノスアイレス(アルゼンチン)で開催されたユースオリンピック夏季競技大会でオリンピックデビューを果たす。その時の大きな盛り上がりと成功が評価され、新しい競技としてパリ2024において実施されることとなった。

公式オリンピックWEBより引用

フェンシング

フェンシング
フェンシングの起源は、エジプトのルクソール近くの寺院で発見された紀元前1190年ごろの彫刻に剣士が描かれていることからわかるように、数千年にわたる歴史を刻む剣術の中に見られる。

14世紀から15世紀ごろ、イタリア、ドイツ、フランスの剣術家たちによって促され、剣術は軍隊のトレーニングから、フェンシングというスポーツとして普及するようになった。今日、フェンシングは世界中で行われている。ヨーロッパだけでなく、アジア、オセアニア、アメリカ、アフリカなどの国々でも盛んだ。国際フェンシング連盟は、現在、157カ国の競技連盟から構成されている。

ルールの概要
フェンシングでは、二人の選手が向かい合って立ち、片手に持った剣で相手の体の有効面を突いて勝敗を決める競技。フェンシングのルールは、使用する剣のタイプによって異なる。オリンピックでは、フルーレ、エペ、サーブルの3つのタイプの剣を用い、男女合わせて12種目が実施される。

サーブル種目では、剣先による突きだけでなく、剣身による斬りも有効となる。有効面は、腰より上の上半身で顔面と腕も入る。エペ及びフルーレ種目では、突きのみが有効となる。エペでは、顔面から足先までの全身が有効面となるが、フルーレでは、顔面と腕を除く胴体(背中を含む)のみが有効面となる。個人種目では、15ポイントを先取するか、3分間3ラウンドを終えた時点で得点の多い選手が勝ちとなる。団体種目では、1チーム3選手のそれぞれが5ポイントを先取するか、3分間終えるまで対戦し、順にそれぞれが3ラウンドを競い合う。合計9ラウンドの対戦で、45ポイントを先取するか、試合時間終了時に得点の多いチームが勝ちとなる。

オリンピックにおける歴史
フェンシングは、1896年の第1回近代オリンピックアテネ大会以来、最も長きにわたって実施されているオリンピックスポーツのひとつ。女子種目は、1924年のパリ大会から行われている。今日、フェンシングは男女それぞれ個人種目と団体種目が実施されている。アトランタ1996オリンピックまで、女子種目はフルーレだけであったが、アトランタ大会でエペが追加となり、2004年のアテネ大会で初めてサーブルが正式種目になった。

多くの名だたるフェンシング選手の中で、特に際立っているのは、イタリアのネド・ナジだろう。彼は、オリンピック1大会(1920年アントワープオリンピック)で、フルーレ、エペ、サーブルの3種目で金メダルを獲得した唯一の選手である。1912年のストックホルムオリンピックでは、18歳のナジはフルーレで金メダルを獲得した。その後、第一次世界大戦中の功績により国より勲章を授与された彼は、アントワープ1920で5個の金メダルを獲得した。これは、個人種目のフルーレ、サーブルに加え、団体種目のフルーレ、エペ、サーブルでの優勝という、他にも例のない歴史的な快挙だった。

公式オリンピックWEBより引用

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まとめ

まとめ
新競技と復活競技
ブレイクダンス: 史上初めてオリンピックの正式種目として採用されます。ユースカルチャーの象徴であり、ダイナミックなパフォーマンスが注目されます。
サーフィン、スケートボード、スポーツクライミング: これらの競技は東京オリンピックで初めて採用されましたが、パリでも引き続き行われます。

歴史的な会場
エッフェル塔前: ビーチバレーボールの競技が行われます。エッフェル塔を背景にしたプレイが見どころです。
セーヌ川: オープンウォータースイミングやトライアスロンの競技が行われます。都市の中心部を舞台にした新しいスタイルの競技が楽しめます。

注目の選手
陸上競技: ユセイン・ボルト引退後の新しいスター選手たちが活躍します。特に男子100mや200mは激戦が予想されます。

体操: シモーネ・バイルズなど、世界トップクラスの体操選手がパリでのパフォーマンスに期待が集まります。
バスケットボール: NBAのスター選手たちがアメリカ代表として参加する他、各国の有力選手たちも競い合います。
パラリンピック

革新的な競技: 車いすラグビーやボッチャなど、エキサイティングな競技が注目されます。
パラリンピック村: パリの中心部に設けられ、選手たちの活動が身近に感じられる場所になります。

サステナビリティ
エコフレンドリーな大会: パリオリンピックは環境に配慮した持続可能な大会を目指しており、再生可能エネルギーの利用やごみの削減に力を入れています。

文化イベント
パリの文化: 大会期間中、パリ市内では様々な文化イベントが開催されます。オリンピックと合わせてフランス文化を堪能することができます。

パリオリンピックは、スポーツと文化の融合、持続可能な大会運営、新たな競技の登場など、多くの見どころがあり、全世界の注目を集めるイベントとなるでしょう。