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身体の不調も整えられるピラティスの事を学んでみよう

ピラティスについて
身体の不調も整えられるピラティスの事を学んでみよう

ピラティス。。。最近では、雑誌やメディアでよく見るようになりました。芸能人や世界を代表するスポーツ選手も取り入れるようになったトレーニング。しかし、歴史をさかのぼると、昔から効果のあるエクササイズとして、多くの方に好まれてきた事がわかります。歴史を知る事で、そのエクササイズの真髄にも触れることができるかもしれません。

YOGAとピラティス、、似ているようで、全く違うエクササイズです。身体が硬くて、私には無理と敬遠している方には朗報です。この記事を読み終わる頃には、その違いに気づいて頂ければ幸いです。そして、実際に行う事で体質改善が行えれば幸いです。

今回は、ピラティスの歴史から、ヨガとピラティスの違い、どのようなトレーニングなのか、またその効果はどのような事が期待できるのかについて触れて行きたいと思います。

ピラティスの歴史

身体の不調も整えられるピラティスの事を学んでみよう
考案者は、ジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏 1914年頃に誕生したエクササイズです。実に、約100年前からあるエクササイズなのです。

ジョセフ氏の幼少時代は、非常に病弱だったと言われています。それらの病気を克服するために、様々なトレーニングに取り組み、熱心にトレーニングを重ね、14歳頃には、病気を克服したそうです。それらの経験から、様々な運動療法に興味を持ち、独自で研究を始めたそうです。

1914年に第一次世界対戦が勃発すると、ジョセフは、戦場で看護師として働いていました。負傷した患者が寝たきりでも身体を強化し、全身の機能を改善するエクササイズができるよう、病院のベッドを改造し現在のピラティスマシンの原型となる器具を作り、患者に対してリハビリを行っていたそうです。

ジョセフのエクササイズを行っていた患者たちは、筋肉や骨だけでなく、全身の機能に影響を及ぼす神経系や免疫システムにも効果を発揮したと言われています。

ニューヨークにスタジオ開設

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◉ニューヨークにスタジオを開設
1926年頃、ジョセフは、妻であり、看護師のクララと、ニューヨークシティバレイ団と同じビルに、スタジオを開設しました。怪我の多かったプロバレリーナは、こぞってジョセフのエクササイズを受け怪我を克服していったそうです。また、怪我の予防にも効果を発揮したと言われています。その噂は、瞬く間に広がり、医師やビジネスマン、プロアスリートに音楽家まで、幅広く効果を出し一般の方まで広がったと言われています。

◉ピラティスはコントロロジー❔
ピラティスメソッドの事を別名、コントロロジーと呼ぶことを皆さん知っていますか❔
これは、一定のリズム、動作の中で、深い呼吸と深層の筋肉と共に動く事で、身体の細部まで意識を高めてコントロールする事を指しています。また、現代人の姿勢の悪さや浅い呼吸などが、身体の不調をまねくと考えていたそうです。

ヨガとピラティスの違い。

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前項では、ピラティスの歴史について触れて行きました。歴史を見ていくと、そのエクササイズがどのような経緯で誕生したのかが良くわかりますね。さて、良く街でも見かける、YOGA &Piratesスタジオという看板、、、同じスタジオで出来ることから、同じようなエクササイズと思っていませんか❔確かに動きが似ている部分が沢山あるので無理もありません。しかし、歴史をさかのぼると、また違う一面が見えてきます。

YOGAの歴史
ヨガの起源は、約4500年前、、、。インド地方に生まれたインダス文明にあると言われているそうです。当時から何らかの修行法が存在し、それが後にヨガとして確立されていったと言われているそうです。ヨガの事が記載にされている最も古い古典文献には、瞑想を中心に本当の自分(真我)を見つめ、どう生きるべきかを内側から探す方法を説き、八支則と呼ばれるヨガを深め、悟りを開くための段階的方法が記載されているそうです。

当時は、皆さんがイメージする動的なヨガではなく、瞑想と座法を中心としたヨガが主流だったそうです。日本でのヨガの歴史は、平安時代にヨガは、瑜伽(ゆが)と呼ばれ瞑想は中心だったと言われています。

歴史から見てみると❔

ヨガとピラティス似ているようで全く違うエクササイズだと言うことがわかりましたね。

◉ヨガ
瞑想や座法が中心の修行の為に行われていた。しかし、日本では、1970年代に第一次ヨガブームが起こり、1980年代には、フィットネスにヨガが進出し、1990年代にはスポーツとしてヨガが広がり、2003年頃には、ハリウッドセレブの影響で世界的フィットネスとしてのヨガブームになリました。

◉ピラティス
リハビリとして始まったピラティス。ピラティス氏は、あまり多くの後継者を残さなかった。数少ない後継者達が、世界にピラティスを広めていったが、商用登録などの問題で、100年も前に発足していたエクササイズが、広がりを見せたのは2000年頃。そこから多くの団体ができて、今では、よく耳にするエクササイズとして定着した。

上記のように、歴史を紐解いていくと、そのエクササイズの根元が見えてきますね。身体に不調を抱えている方は、何をするのかも大切ですが、何故それをするのかが、もっと大切なように感じます。ご自分の身体と照らし合わせてベストチョイスができるような判断材料になれば幸いです。

マシンピラティスについて

マシンピラティスについて
ピラティスのトレーニングは、大きく分けるとマットの上で行うエクササイズと、ベットのような器具の上で行うエクササイズがあります。皆さんがピラティスと聞いてイメージするような器具の他にも、色々と沢山のエクササイズ器具があり、その一つ一つが数ミリ単位で決まられた設計図があり、それにそって作られているそうです。

◉マシンピラティスの特徴
マシンピラティスは専用のマシンを使ってエクササイズを行います。マシンは、様々なものがあり、身体的な特徴や目的によって使い分けます。また、バネのようなスプリングで負荷の調整ができます。このスプリングの設定次第で、スプリングを負荷にもかえれたり、動きのサポートとしても使用できる為、無理なく身体の使い方をより正確に学ぶ事が出来ます。

普段は、あまり意識していない、深層部の筋肉や、関節を考えながら使用するため、関節の可動域も獲得しやすく、柔軟性をあげたり、正しい姿勢の獲得がしやすいエクササイズと言えます。最初につくられたのは、マシンピラティスです。

マットピラティスについて

マットピラティスについて
◉マットピラティス
マットの上で行うピラティス。小道具などは使用しながら、身体へアプローチして行きます。また、体の負担とならないように寝たままの姿勢で手足や背骨のエクササイズができ、筋肉を強化することができます。

上記のように、現在の身体に合わせ、目的、目標に向けて、様々なアプローチを行っていくエクササイズです。トレーニング中は、呼吸、姿勢、リズム、動きの流れ、関節の安定など、目的を達成する為に、動きのポイントを抑えながら進めていくので、運動をした事のない初心者の方や、身体に不調のある方でも、取り入れやすいエクササイズと言えると思います。

マシンピラティスもマットピラティスも、両面でメリットが沢山あるエクササイズです。その時の自分の身体に合わせる事が、目的を達成するための近道だと思います。トレーナーとコミュニケーションを図り、今の身体の状態を、共有してみてください。きっと、そうすることで、なぜこのエクササイズを行うのか❔が明確になりスンナリと身体に落とし込める感じを実感できると思います。

まとめ

まとめ
今回は、歴史から、エクササイズを紐解いていく❕をテーマに記載して行きました。
ヨガの歴史、ピラティスの歴史、似ているようなエクササイズでも、歴史をたどると全く違うエクササイズでした。このように、そのエクササイズの歴史をたどると本質や、得意とする分野が見えてきます。そうする事で、一生懸命エクササイズを頑張っているのに、自分自身が、思うような効果がでない、、、と言う事が少しでもさけれるように思います。

当然、得意としているエクササイズの特徴と、目的とに差があれば目標達成が遅れてしまう可能性が出てきます。例えば、ダイエットが目的なのに、果物は、ビタミンも豊富でいくら食べても身体に良いから大丈夫。。。確かに、果物は、身体に良いですしビタミンも豊富ですが、果糖の存在がある為、過度の摂取は、ダイエットには不向きです。身体に良い=引き締まるではないという事です。

何をするかではなく、なぜやるかを大切に、皆さんの目的が達成され体質改善を行う事ができれば大変嬉しいです。

最後に、ピラティスでえれる効果を記載しておきます。参考までに。
◉姿勢が正しくなる ◉関節の痛みの緩和 ◉呼吸が深くなる ◉身体がしなやかに使える ◉動きのパフォーマンスが上がる ◉腰痛緩和  ◉肩痛緩和 ◉自律神経が整う ◉身体の歪み矯正 ◉体調が良くなる ◉体質改善が行える など様々な効果が得れます。