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体重を減らしたい、食事と習慣、スタミナ向上の栄養素

体重を減らしたい、食事と習慣、スタミナ向上の栄養素
体重を減らしたい、食事と習慣、スタミナ向上の栄養素

12月にはいり1週間がたとうとしています。寒さも出てきて、なんとな〜く動きたくないなと思う日が多くなって来たのではないでしょうか❔そこで気になるのが体重。。。クリスマスも近くなり、コロナも少しだけ落ち着いてきている為、街はにぎやかになってきており、いつもより、少しだけ、カロリー多めの食事をとる事も多いのでは❔

毎年、この時期になると体重が増加してしまう方多いのですが、再度、基本的な基礎知識のおさらいをして、少しだけブレーキが聞くようにしておきましょう。来年の春、夏に良い体でいる為には今からが大切です。

また、それとは反対に、年末は忙しく、何だか疲労ぎみに感じている方も多いはず。体重は気になるところですが、まずは、元気が1番ということで、スタミナをつけたい時の栄養学もおさらいしておきましょう。特に、スポーツをされている方は栄養のバランスが崩れないよに注意して行きたいですね。

体脂肪を減らす

◉体脂肪を燃焼させて体重を減らしたい⋯⋯。この目的を果たすためには、適度な運動と日頃の食生活の管理が鍵となります。なぜ体重は増減するのか。そのしくみは次の通りです。

消費エネルギー< 摂取エネルギー=体重増
消費エネルギー 摂取エネルギー=体重減

体重増減の理屈は簡単ですが、体重管理に苦労する選手や一般の方は、案外多いのです。たとえば、プロボクシング選手などは、短期間に10kg以上も減量して試合に臨むといったこともあるでしょう。かりに「これだけ辛い思いをしたのだから負けられない」という精神的なメリットはあっても、こうした極端な減量を行うと、、、

一定期間後、反動で再び体重が増え、もとの体重またはそれ以上に増加することがあります(リバウンド)。体にかかる負担を考えると一般的にはおすすめできませんし、一瞬、体重が下がったとしても、生活習慣や、食事のクセなどを、ただすまでには至っていないケースがほとんどです。

さらに、体重の増減を繰り返すと、基礎代謝の低下などにより、やせにくい体質になるだけでなく、生活習慣病を発症する危険性も指摘されています。ですから、なるべく、計画的に体重管理をして行く必要があります。

ウェイトコントルールの原則

ウェイトコントロールの原則
◉食前の有酸素運動
「体脂肪を燃焼させて体重を落とす」ためには有酸素運動(ジョギング、水泳、ウォーキングなど)が効果的。食後よりも食前のほうがより体脂肪は燃焼される。

◉食事は1日3回以上、規則正しく適切な量を一度の食事量が多かったり、過剰に摂取したエネ
ルギーは体脂肪として体内に蓄積される。また、たんぱく質や水溶性のビタミンのように数回摂取したほうがよい栄養素もある。

◉夕食は(遅くとも)就寝2時間前までに夕食後すぐに就寝してしまうと、摂取したエネルギーを体脂肪として蓄積しやすいので、食べてすぐ寝るという習慣はつけない。

◉夕食から就寝までどうしても時間をあけられそうにない場合は、運動後、夕食までの間に夕食の一部(主に主食)あらかじめ摂っておく食べ方(分食)もひとつの方法。

ウェイトコントルールの原則

◉朝食・昼食は「多」、夕食は「少」
日中に活動量が多いことを考えると朝食・昼に炭水化物を十分に摂り、夕食は炭水化物を少なく、たんばく質を多めに摂る。

◉減量の目安は1ヵ月で2kg
短期間の減量は体脂肪とともに筋肉も減少。筋肉が減少するとエネルギー代謝が低下するため、エネルギー消費量も少なくなる。筋肉を落とさず体脂肪を燃焼させるには、1ヵ月2kgが目安。

◉減量中の摂取エネルギーは500kcalマイナスが目安
体脂肪のエネルギーは1gあたり約7kcal。1ヵ月で2kgの減量を目指すなら1ヵ月で14000kcal減となるので、1日あたりでは約500kcal減が目安となる。

減量のポイントと注意点

減量のポイント
◉脂質の摂り過ぎに留意する
炭水化物、たんぱく質の1gあたりのエネルギーが約4kcalであるのに対して、脂質は約9kcal。しかし、脂質にも体内での重要な役割があるので、減量中でもまったく摂取しないことがないようにする。脂質の多い食べ物はもちろん、揚げ物、炒め物など油を多く使う料理法は開ける。ドレッシングは、ノンオイルタイプ、牛乳も低脂肪や無脂肪を選ぶなど工夫が必要。

◉体に必要な栄養素の摂取は制限をしないようにする
減量のために、たんぱく質・カルシウム・鉄など、体を生成するために必要な栄養素が不足すると、筋肉づくりにもマイナスの影響が出る。貧血にもなりやすく、トレーニング効果も十分に現われない。食事は主食、主菜、副菜、プラスをそろえる。また、特定の食品に偏らず、いろいろな食品を摂取するように心掛ける。

◉1日3食、炭水化物は必ずとる
炭水化物は運動するために欠かせないエネルギー源。消費されたエネルギーはそのつど、炭水化物から補給しなければ、筋肉中のたんぱく質がエネルギ一源として消費されてしまう。体力強化、スキル向上を目指すうえでも炭水化物は不可欠。減量のためには摂取エネルギーを減らすことが必要だが、朝、昼、タそれぞれ量は減らしても炭水化物は必ず摂るように心掛ける。

減量のポイントと注意点2

◉1食の量を抑えて食事回数を増やす
1日の食事を4〜5回に分けることで、代謝を高め、消化に使用されるエネルギーを増やすことができる。トレーニング時間を考慮して、食事の時間を設定。また食事はなるべく時間をかけて摂る。

◉野菜は十分にとる
野菜はコレステロールが体内に吸収されるのを抑える役目をする食物繊維の供給源。食物繊維には噛む回数を増やし満腹中枢を刺激して、満腹感が持続する、糖やコレステロールの吸収を抑えるといったメリットもある。毎食、主菜以外に副菜(野菜を中心とした)をそろえる。かさばる野菜はゆでる、煮るなどすれば、たくさんの量が食べられる。

◉水分は制限しない
人間の体の3分の2は水分。水分が極端に失われると代謝が落ち、体への悪影響は必至。「水抜き」による減量は命にも影響するので絶対に避ける。運動などで大量に汗をかく場合は、必ずこまめに水分補給をすること。

◉サプリメントの活用
減量によって摂取エネルギーを制限すると、ビタミンやミネラルの不足を招く恐れがある。食事と併用してサプリメントで補うのもひとつの方法。複数のビタミンやミネラルが配合されたマルチタイプ・タブレットや鉄、カルシウム、ビタミンA・C・E・B群のタブレットなど

スタミナをつけたい

スタミナつけたい
体を動かすためのエネルギー源となる栄養素は炭水化物と脂質す。このうち脂質は体脂肪という形で体内に蓄えられます。
では、もうひとつのエネルギー源である炭水化物は体内のどこに待機いるのでしょうか。

それは筋肉や肝臓内に「グリコーゲン」という形で貯蔵されているのです。筋肉に貯蔵されているグリコーゲンは、その筋肉が運動する際のエネルギーとして、肝臓内のグリコーゲンは、必要に応じて体内の至る所を駆け巡り、エネルギーを供給しています。

筋肉中のグリコーゲンは肝臓内の貯蔵量よりも多く、5倍に達することもあるといいます。ですから筋肉中のグリコーゲンが不足すると筋肉は疲労し、動きが鈍くなる、あるいは動かなくなるという結果を招きます。

逆に、筋肉中のグリコーゲンが多ければ長時間に及ぶトレーニングでも行うことが可能なのです。では、いかにして筋肉中のグリコーゲンを増やすか⋯⋯それを可能にするのが、カーボローディングという方法です。

これは、トレーニングだけでなく食事の摂り方を工夫することで、筋肉中のグリコーゲンの貯蔵量を増やす方法です。持久力が求められる競技には特に有効だといわれています。

簡易なカーボローディング

スタミナを高めるためのカーボローディング法とは、「エネルギーを効率よく蓄えるために、試合前に、炭水化物中心の食事内容に切り替えるというものです。カーボローディング法にはさまざまな方法があり、なかには試合日の何週間も前から準備するやり方もありますが、ここでは簡単なカーボローディング法における注意点をご紹介します。


◉1回の食事でのご飯は丼で1〜2杯程度(あくまでも目安。普段の自分の摂取量を確認し、それよりも少し多めに摂る)

◉炭水化物の摂取量を増やせない場合は、サプリメントを活用するのもひとつの方法。

◉主菜・副菜も摂り、栄養のバランスはくずさない

◉脂肪の摂取はひかえる

上記の内容でも、簡易にはなりますが、カーボローディングを行うことができます。

まとめ

まとめ
体重を減らしたい、スタミナをつけたいなど、様々な目的や希望が、人それぞれあると思います。また、一人の人間であっても、時期や生活環境、はたまた、スポーツなどが変わることで、求める内容も時期も、年間計画も変わります。食事や栄養素は、体を構成する栄養素です。

その材料の摂取する方法や、タイミングは、なるべく効率がよく、科学的な根拠があり安全な方法を選んで行く事が大切だと思います。その為には、誰でも知っているような基礎知識を、いつも意識して出来ることからコツコツと行って行く事が最短の近道だと思います。

以前、食育のブログでもご紹介しましたが、食を選ぶ基準をつくる。というのは、食育の中でも大きなテーマと言えるそうです。大人は、もちろんの事、それを見ている子供達に、健康で安全な食の知識と行動と選ぶ力が行き渡るように、大人である私達が見本を見せて行きたいですね。

※食育に興味のある方は、こちらを読めれています。