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基礎体温

基礎体温
基礎体温

福岡天神は、雪模様です。今朝は、2度という寒さ。それでも、近くの大濠公園では、負けずにランニングをされている方がおり脱帽です。しかし、この寒さで、もともと冷え性の方は本当に大変な思いをされていると思います。

よくある話ではありますが、筋肉量をあげる事で、代謝も上がり、体温の上昇を図ることもできます。この体温がどれほど重要かを今回は記載していきます。

今年も残すところあとわずかとなりました。来年に向けてのトレーニングスケジュールをしっかりと立てて取り組んでいきましょう。トレーニングをスケジュールしたら次は、スポーツへの挑戦も良いかもしれませんね。日々前進できるように予備知識も大切です。

基礎体温とは

基礎体温とは
自分の体を知る秘訣は、基礎体温にある

基礎体温とは、生命を維持するのに必要最小限のエネルギーしか消費していない安静時の体温です。
つまり、寝ている間の体温を指していますので、朝起きて、すぐに舌の下で検温することが大切です。

特に、女性の体は、排卵したあとに、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌に合わせて、少しだけ体温が上がります。
基礎体温を継続して測定していると、この低温期から高温期への移行があることで、排卵が起こったことがわかるようになるのです。

また、女性は、女性ホルモンの関係で、排卵前と排卵後では、体の状態が大きく変わります。そのため、通常の生理周期の排卵の前後、さらに妊娠で大きく変動する女性ホルモンの関係から妊娠中の心身のケアや心構えまでが変わります。

それは、自分自身の命のリズムです。きちんと知ることで、より自分に自信が持てるようになります。それが基礎体温の検温の最大のメリットです。目覚めてすぐに検温することで、自分の大切な体のリズムがわかります。

自分の体のことを知るには、外側だけの外見にとらわれずに、妊娠などをされていない方でも、まずは、数値化し検証する事が非常に大切になります。

これは、健康面だけでなく、ダイエットでも同じような事が言えることを知っていると安心してトレーニングに励む事ができるようになるのです。

基礎体温のポイント

注意すべき基礎体温のパターンがあります
基礎体温を測ると、わかってくるパターンがいくつかあります。
気をつけたい5つのタイプ。

・低温期が続く 無排卵月経の疑い
月経から次の月経までの間、基礎体温の値がほぼ変わらず横ばいで、さらにグラフが低い状態が続く場合は、無排卵月経の疑いがあります。妊娠するための排卵ができていない可能性があり、女性ホルモンの分泌が低下していることも考えられます。

・高温期が短い 黄体機能不全の疑い
排卵後のプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌期間が短くなっている状態。これは、卵巣の働きが悪くなっていて、妊娠を阻害する原因になります。また、妊娠しても、受精卵がうまく育たない可能性があります。

・M字パターン 黄体機能不全の疑い
高温期に入ったのにもかかわらず、一時的に基礎体温が下がるパターン。高温期が短いパターンと同様に、卵巣の働きが悪くなっている、黄体機能不全の可能性があります。

・基礎代謝が低い人
基礎代謝が低いと、体に熱をつくれません。基礎体温を測ると、体温が低すぎる可能性があります。高温期になっても、低めの体温が続いていると、この場合も排卵に影響すると可能性があると考えられます。

・低体温の可能性
平熱が35℃台であったら、平熱が低い原因を確認することが大切です。心身のストレスや環境の影響などで、自律神経のバランスが崩れていたり、免疫力が低下している可能性も考えられます。

女性と基礎体温

女性と基礎体温
ひと月の体のリズム

卵巣のタイミングや月経のタイミング以外にも、女性の体の周期による体調のリズムなど、基礎体温でわかることはたくさんあります。基礎体温と合わせて自分の心、体、肌のリズムを知ると、毎日のケアにも役立ちます。

・月経期と排卵日がわかる
仮に月経が28日周期の場合、月経開始と同時に低温期が始まります。低温期は12日~16日間続きます。低温期のあと、高温期に変わったら、そのころに排卵があったと推定できます。月経開始日から13日~14日目に排卵が起こることが多いです。もちろん個人差はあります。排卵後は、高温期が約14日間続き、その後、体温が下がり、月経になります。また、基礎体温が二相性になっていれば、排卵があると推測できるそうです。

・女性ホルモンの状態がわかる
高温期の基礎体温が全体的に低かったり、期間が短かったりする場合は、卵巣の働きが低下している可能性があります。また、低温期しかない場合は、月経があっても、無排卵の可能性があります。

・体のリズムがわかる
基礎体温で心身のリズムのパターンがわかります。イライラする、落ち込む、胸が張る、吹き出物ができる、便秘や肩こりが起こるなど、よく起こる不調が月経周期のどのあたりに起こるのか、毎月のパターンがわかるようになります。

・低体温の可能性がわかる
一般的に、36℃未満を低体温と言います。低体温だと、冷えの症状が出たり、消化不良や疲れやすいといった不調が起こります。基礎体温をつけることで、低体温に気づくことができます。

・肌トラブルの周期がわかる
特に月経前の1週間の高温期は、皮脂の分泌が多くなり、吹き出物ができやすくなります。刺激のある食材や甘いもの、アルコールなどの摂りすぎに注意します。また、肌がトラブルを起こしやすい時期なので、新しい化粧品を使い始めることやピーリングなど刺激の強いケアは避けると良いそうです。

・太りやすい時期がわかる
プロゲステロン(黄体ホルモン)には、水分を蓄える作用があります。そのため、月経前は水分が排出されにくく、むくみやすくなります。また、この時期は食欲が増したり、気分がイライラしたりして、過食に走りやすい時期でもあります。ダイエットをしても効果が出にくく、逆にストレスになります。ダイエットは、低温期に行ったほうが、ストレスが少なく、効果があります。

低体温

低体温
低体温

基礎体温が低い状態を「低体温」といいますが、体温が下がれば、酸素や栄養が全身に行き渡らなくなり、疲労を感じやすかったり、病気になりやすくなります。「一年に何度も風邪をひく」「疲れがとれない」という、多くの人が感じる不調の原因が、低体温による免疫力の低下によるものかもしれません。


理想の平熱は36.5度〜37度。体温が上がれば、血液の流れが良くなります。血液は、細胞に酸素と栄養を送り届けるかわりに、老廃物を持ち帰る働きをしています。その血液の中には、免疫機能を持った白血球(リンパ球)が存在し、体の中を巡り、異物を発見したら取り去ってくれるのです。

体調を整えるために、何よりも大切なことは今の自分を知ること。
「なんだか最近疲れやすいなぁ…」と感じたら、基礎体温を記録してみたら新しい気づきがあるかもしれません。


・体温を上げるために有効なことは、筋肉量を増やすこと。

低体温の原因の最大の理由は、運動量の不足から起こる「筋肉量の低下」と考えられています。
だからといって激しい運動をする必要はありません。

日々の通勤やお買い物を、週に数回は歩いて行くようにしてみたり、20分程度の散歩をしてみたり、無理なく続けられる方法を考えてみましょう。

また、ストレスが低体温を招いてしまうこともあります。
強いストレスが続くと、「コルチゾール」というホルモンが過剰に分泌され、筋肉が分解されてしまいます。

心のリフレッシュのためにも、適度な運動を心がけましょう。

食事

私たちの身体を作っているのは、私たちが口にしたもの。

「夏野菜は体を冷やし、根菜は体を温める」ということはよく言われていますが、その季節の旬のものを食べることが大事です。

もちろん暴飲暴食は、ホルモンバランスを崩す大きな原因にもなるので腹八分目を心がけることも忘れずに。
カロリーよりも、食べた時の“心地よさ”に敏感になりましょう。

またカカオや玄米、かぼちゃ、じゃがいもには、ストレスを緩和する成分が 「GABA」が多く含まれているので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。


基礎体温を上げる方法 ?白湯を飲む

朝、体温が低い状態のときの目覚めの一杯は、冷たい水ではなく、身体をじんわりと温めてくれる白湯がおすすめです。
白湯は体内のデトックスを促してくれたり、代謝を高めてくれるので冷え性やダイエットにも効果があるとされています。

・内臓を温める
なぜ内臓を温めたほうが良いのかというと、基礎代謝は筋肉よりも肝臓が働くことで消費されることのほうが多いからです。冷たいものを口にすると、体の中から冷えてしまい内臓機能の低下や消化不良を起こす原因になってしまうので、温かいものを食べたり飲んだりするように心がけましょう。

体温を上げる食材
東洋医学では、食材は「陰性」と「陽性」に分けられます。
「陰性」の食材とは身体を冷やす性質を持ち、「陽性」の食材は身体を温める性質を持つと言われています。

(熱性食品) 身体を温める食品
ニンニク 山椒 胡椒 唐辛子 芥子 酒 ニラ 葱 ラッキョウ 生姜 パセリ 人参 カボチャ 春菊 蕗・山菜類 羊肉 鶏肉 クルミ 栗 餅 牡蠣 なまこ マグロ 鯛 鰻
基本的に、寒性食品と呼ばれる身体を冷やしてしまう食材には、水分をたっぷりと含んだ夏野菜が多いようです。

1度

日本人の平均体温は36.89度ですが、最近では低体温の女性が増え36.20度まで下がっていると言われています。
(基礎体温が1度下がると免疫力は30%ダウンするというデータも)

基礎体温が上がることのメリットは
*一時的に免疫力が5~6倍にアップ
*血流がよくなり冷えや肩こりの解消
*基礎代謝アップで痩せやすい体質になる
*むくみの解消
*生理痛や生理不順の改善
などのようにいくつもあるので、平熱が低いなと感じる方はぜひ実践してみてください。


・1度あげる運動(筋肉を増やす)
筋肉が少なくなると、体温も下がり基礎代謝も下がります。(基礎代謝とはじっとしているときでも体内でエネルギーを消費していること)筋肉を増やすには、ただ体を動かすだけではなく、筋肉量を増やすための栄養素を取り入れることが大切です!なかなか筋肉が増えないという人は、筋肉を補う栄養素が足りていないのかもしれません。

筋肉を補うのに必要な栄養素
「タンパク質」
が多く含まれている食材は、牛・豚ヒレ肉、モモ肉、鶏のささみ、魚介類、卵などです。
「ビタミンB6」
タンパク質の代謝を行うのに必要な栄養素で、ニンニク、レバー、カツオなどに含まれます。
「脂質」
脂質は体を動かすエネルギーとなるため、摂取しないと筋肉が付きにくくなってしまいます。

運動では“スクワット”がオススメ
家でもどこでも道具を使わずにでき、ふくらはぎや太もも、腰の筋肉を一度に鍛えることができる“スクワット”がおすすめです。下半身の脂肪が落ちるとともに、必要な筋肉がつくので、引き締まった下半身をつくりながら血行を改善できます。

まとめ

まとめ
このように、基礎体温は、非常に健康と密接な関係があります。Defini Personal Training GYMのお客様は、10年くらいトレーニングを継続されている方がたくさんいらっしゃいます。その中で、非常に大切だなと感じている事が血流です。

血流が良いということは、筋肉が柔らかく、血管の状態も良いので、栄養を細部までしっかり運んでくれます。これにより、再生も早まり、髪や肌のツヤも増す事でしょう。

つまり、基礎体温が高いということは、血管が元気で、血流がよく、筋肉もしなやかなので、運動を行う事が苦になりにくく、美容にも良いことづくめなのです。

まずは、自分の体を知るところから。計測を行い、体温の流れを把握して、そこから、自分にできる運動や温活からスタートして見ましょう。

きっと、2023年が元気な年になります。
人生に挑戦できる心と身体へ。