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仕事中の運動のすすめ

仕事中の運動のすすめ
仕事中の運動のすすめ

福岡天神は、春の模様となっております。桜も散り新学期もスタートし、新しい生活をスタートされている方も多いのではないでしょうか?チャレンジングなメンタル状況になっている今、何かに挑戦するには良い時期となっていると思います。

ですが、ここで注意したいのが、今挑戦していることが落ち着いたら、また違う何かをやろうと言う思考です。 えてしてこのような時は、後でやろうって思っていた事は、挑戦しないまま、数年が経ってしまうなんてことがよくあります。鉄は熱いうちに打て と言いますが、一度に挑戦を重複させた方が仕事量も増えて、集中力を増すことが多くあります。

いつやるの?今でしょと言う林先生の言葉にあるように、いちどに何個かの挑戦を進めてみると意外とできたがあるかもしれません。もちろんコンディショニングを整えながらの調整になると思いますが、まずは行動してみることも必要かもしれませんね。皆さんの生活 が充実するように知識をアップデートし、健康に努めていきましょう。

仕事中に運動を行う効果

仕事中に運動を行う効果
普通に生活していたら脳はどんどん退化する

普段、あなたはどんな毎日を過ごしていますか? 1日の流れを思い浮かべて、どれくらい身体を動かしているか確かめてみてください。

・通勤は電車か車
・駅構内では階段が隣にあっても、エスカレーターの長蛇の列に並ぶ
・会社ではデスクワーク中心で長時間同じ姿勢で座っている
・ランチも会社の食堂や近くの店で済ませるのでほぼ歩かない
・会議室までの移動はもちろんエレベーター
・帰りの電車の中では基本的にスマホをいじっている
・早く家に帰れても、テレビやネットサーフィンでだらだら過ごす
・週末は疲れて寝ているか、軽く買い物に行くだけ

もし、こんな「動かない毎日」を送っているとしたら、あなたの脳は徐々に退化しはじめています。体は脳のスイッチのようなもので、体を動かせばそれだけ脳が活性化されます。逆に動かない毎日を送っていると、脳への刺激が少なくなり、衰えていってしまうのです。

かつて私たち人類は400万年もの長きにわたって狩猟採集生活を続け、お腹がすいたら獲物を求めて遥か遠い土地まで移動するというように、圧倒的な活動量の中で脳を鍛え進化してきました。


現代の生活を考えてみる。

自分で機会をつくらない限り、走ることはおろか、歩くこともままなりません。体はどんどん衰えて、脳機能も低下していきます。また、日々目にするものといえば、パソコンやスマホ、テレビといった「画面」ばかり。これらは一見、多くの情報量に触れているように感じますが、実は狭い空間で1日中真っ白な壁を見続けていることに近い状態です。

ずっと近くの変わり映えのないものばかり見ていると、脳に刺激が伝わらず、使わない部分がどんどん萎縮していきます。
あらゆること、ものが効率化され、何をするにも便利になった現代では、普通に生活していては体も脳も衰えていく一方。
意識的に体を動かさなければ、気がついたときには使い物にならない脳になってしまう可能性だってあるのです。

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最強の脳は走ってつくる

最強の脳は走ってつくる

そこでおすすめしたいのが「ランニング」。走って脳を鍛えることです。ランニングには、ダイエットや体型・体力の維持などを期待する人が多いと思いますが、その効果は身体よりもむしろ脳にこそ表れていると言っても過言ではありません。

ランニングをすると、主に「海馬」と「前頭葉」が鍛えられます。海馬は記憶力、前頭葉は脳の司令塔として、集中力や計画力、発想力、判断力、思考力、そして感情までをも司っています。役割を会社の役職に例えるなら、前頭葉が「社長」で、海馬はその補佐役の「秘書」といったところでしょうか。

共通するのは、どちらも仕事で高いパフォーマンスを発揮するための必須能力を司っているということ。ランニングとは、身体を鍛えると同時に記憶力や集中力、さらには発想力といった脳機能全体を高めることのできる、最強のパフォーマンスアップ・ツールなのです。

事実、トロント大学の教授、リチャード・フロリダ氏は、クリエイティブな人や年収が高い人ほど、体を激しく動かす運動に熱心に取り組む傾向があると報告しています。どういうことかというと、18歳から34歳で高額所得者(年収750万円以上)の人たちは、スキューバダイビング、スキー、テニス、そして旅行などで体を動かす回数が、低所得者(年収300万円以下)に比べて2倍も多い傾向にあるということがわかったのです。

走ると起こる「脳にいいこと」

走ると起こる「脳にいいこと」
体を動かすことで脳が刺激され脳機能がアップし、仕事効率もよくなる。さらにドーパミンやセロトニンが放出されるため、気持ちが前向きになる。こうした効果が積み重なり、結果として年収が高くなる。経営者などエグゼクティブと言われる人たちにランナーが多いのも、あながち偶然ではないのかもしれません。

走ると起こる「脳にいいこと」

なぜ走ると脳が鍛えられるのか。その答えのひとつには、筋肉が大きく関係しています。走ることで得られる脳への効果を具体的に見ていきましょう。

① 足を動かすだけで脳が刺激される

筋肉を動かすと、その中にある感覚器から信号が発せられ、脳が活性化されます。とくに足は筋肉量が多く感覚器が集中しているので、走ってここを動かすと、絶大な効果が得られるというわけです。この足の筋肉からの信号だけで、記憶・発想・想像力が10%増大するとも言われています。

② 血流改善で脳に栄養が行きわたる

さらに、筋肉は心臓から送られてきた血液を送り返すという「ポンプ」の役割を担っています。酸素をたくさん含んだ血液が脳に行き渡ることで、脳はさらに活性化されます。体を動かせば血行がよくなるというのは、ある意味当たり前のようですが、脳を働かせるためには十分な酸素が必要ですから、その酸素を運んでくれる血液の流れを改善させることは、非常に重要なことなのです。

走った後の血流反応を見ると、とくに真っ赤に反応しているのが海馬と前頭葉。走ると頭がスッキリすると感じるのはこのためです。

③ 脳細胞が増える

ランニングで血のめぐりがよくなり、脳内が新鮮な酸素を含んだ血液で満たされると、脳細胞が増えるという現象が起こります(ニューロン新生)。脳細胞が増えるというのは、バイパスが増えていくのと似ています。

バイパスが増えると全体的に交通の便がよくなり、移動スピードが速くなります。これと同じように、脳細胞が増えると、細胞同士をつなぐ部分(シナプス)が太く、強く、しっかりとしてくることで連結が強化され、情報伝達のスピードが加速していくといったイメージです。

④ 海馬が大きくなる=記憶力がUPする

このことは、海馬を対象にした実験で数多く報告されています。脳細胞の数が増え、それぞれの連結部分が太くなっていくと、重さにも変化が出てくるのです。海馬は記憶を司る器官ですから、鍛えれば当然記憶力が上がります。

語呂合わせで歴史の年代を覚えるなど、物事をたくさん覚えるための効率の良い学習の方法は昔からいろいろとありますが、どれも本当の意味で記憶力を高めていることにはなりません。海馬自体を効率よく大きくするには、やはり走ることが一番なのです。

体を鍛えながら脳を鍛える走り方のコツ

体を鍛えながら脳を鍛える走り方のコツ
体を鍛えながら脳を鍛える走り方のコツ

とはいえ、ただやみくもに走ればいいわけではありません。走って脳細胞を増やし、脳機能を全体的に高めるためには、適切な基準があります。それは自分にとって適度な速さをキープし続けること。そのときの気分でのんびり走ったり、逆にむやみにスピードを上げ過ぎてしまったりしては、せっかくの脳への効果が半減してしまいます。

では、自分に合った速さを見つけるにはどうしたらいいのか。ポイントとなるのは「運動強度」です。運動強度とは、走っているときに体にどれくらいの負荷がかかっているのかを、脈拍などをもとに数値化したもの。例えば同じ距離を走るにしても、スピードの速い遅い、坂道か平坦な道かによって脳や体が受ける刺激はまったく異なります。運動強度を何パーセントに設定するのかで、得られる効果も変わってくるのです。

脳を効果的に鍛えるためには、【運動強度60~80%のランニングを1日20~30分×週3回×3カ月】という基準で行うのが最も効果的です。

「なぜ?」と思った方のために、裏付けとなる実験結果をいくつかご紹介しましょう。

英国ケンブリッジ大学のキャロル・ブレイン博士の研究によれば、運動不足はアルツハイマー病の22%に影響し、1週間に3回、20~30分間の有酸素運動で改善効果が表れるとしています。
また、アルツイマー病予防に効果のある運動のひとつとして、毎週75分間のランニング(週3回に分けると1日25分)が挙げられています。

ほかにも「1日40分の有酸素運動を週3日実施で海馬が大きくなった」とか「15分以上のジョギングを週3日行うことでアルツハイマー病の発症を予防できる」といった報告もあります。実験するうえでの細かな設定は異なるものの、これらを総合的にとらえると、先ほどの基準【運動強度60〜80%のランニングを1日20~30分×週3回×3カ月】で行うのが、脳に刺激を与える最低ラインと言えるのです。

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まとめ

まとめ
仕事中に運動を行うことには、いくつかの効果があります。

ストレス軽減: 運動はストレスを軽減する助けになります。特に、仕事中に運動をすることで、ストレスやプレッシャーを和らげることができます。運動によって体内のストレスホルモンが減少し、リラックスできる効果があります。

集中力向上: 運動は脳に酸素を供給し、血流を改善するため、集中力を高める効果があります。仕事中に運動を行うことで、より効率的に仕事に取り組むことができます。

創造性とアイデアの促進: 運動は創造性を刺激し、新しいアイデアを生み出す助けになります。特に、リラックスした状態で運動を行うことで、アイデアが湧きやすくなります。

体力向上と健康促進: 当然ですが、運動は体力を向上させるだけでなく、健康を促進する効果もあります。仕事中に定期的に運動をすることで、健康状態を維持し、疾病や体調不良のリスクを低減させることができます。
これらの効果は、仕事中に運動を取り入れることで、効率的な仕事や健康な生活を送るために役立ちます。