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股関節の重要性

股関節の重要性
股関節の重要性

福岡天神は、春の陽気になり、桜も開花し、近くの大堀公園や福岡城後では、イベントとともに桜祭りが行われております。旅行客の方や地元の方、また他県の方などが多くお祭りにいらっしゃっているようで、いつもは閑静な住宅街ですが 賑わっています。

春の陽気になり、温度が上がってくると活動的に体を動かしたくなると思います。ですが、冬の間に運動していない方の場合は、肩関節や、股関節など関節周りの筋肉が収縮して いる可能性があります。ですから、しっかりと体動かしてから旅行に行ったり、練り歩くと言うことをされると、障害の予防に効果的だと思います。

さて、今回は体の中でも大きな関節になる股関節について記載をしていきたいと思います。股関節は肩関節と並び、球関節と言われ、一方向だけではない方向に動く関節として代表的な関節です。この関節の機能不全が起きてしまうと、関節に痛みを感じやすくなってしまうので、改めて学び、皆さんで知識をアップデートして障害予防を行っていきましょう。

股関節の構造

股関節の構造
股関節は、大腿骨の先端にあるボールの形をした大腿骨骨頭と、骨盤側で骨頭の受け皿になる深いお椀の形をした臼蓋との組み合わせでできた、いわゆる球(きゅう)関節です。正常な股関節では、寛骨臼が骨頭の約4/5を包み込むことで関節を安定させています。股関節には、普通に歩くだけでも体重の3~4倍の力がかかるといわれています。

この力を支えられるよう、股関節は筋肉や腱などで全体を覆われており、安定性を保ったままいろいろな方向に動かすことができます。
股関節の機能を正常に維持するためには、関節の骨に負担をかけすぎないようにしながらも、まわりの筋肉を常に鍛えておくことが非常に大切です。

大腿骨

• 骨頭
大腿骨の先端の丸い部分を骨頭といいます。

• 大腿骨頸部(けいぶ)
骨頭の根元部分を大腿骨頸部といいます。
くびれているため、高齢者の場合、骨折することの多い場所です。

• 小転子(しょうてんし)
大腿骨頸部の下にある小さなふくらみを小転子といいます。

• 大転子(だいてんし)
骨頭の反対側にある大きなふくらみを大転子といいます。
太ももの付け根の外側を押して触れるのが、大転子です。
寛骨臼

• 臼蓋(きゅうがい)
寛骨臼のお椀(わん)状になっている部分のうち、上側を臼蓋、下側を臼底(きゅうてい)といいます。骨頭の3分の2を臼蓋が覆っています。
股関節を動かそうとする際には、股関節周辺の筋肉や腱(けん)が働き、ボール状の骨頭が臼蓋の中をすべり転がります。股関節は前後左右に動かすことが可能です。
股関節の構造

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股関節の特徴

スポーツをする上で重要な部位だとわかっていても、明確に動きを意識しにくいのが「股関節」ではないでしょうか。股関節を力強くそして効率よく動かすことで、大きな下肢のパワーが発揮されます。今回は股関節について理解を深めましょう。

股関節の役割と特徴

股関節は、骨盤の左右に位置して胴体と両脚を繋いでおり、体重を支える重要な役割を担ってる関節です。膝関節や足関節なども体重を支えてはいますが、その役割が最も大きいのが、この股関節であると言えるでしょう。
さらに股関節は、体重を支えながら、身体を大きく屈曲させたり、脚を前後・左右に広げたり、外側や内側に回すなど、さまざまな動作が可能な関節となっています。

1.最大の関節

股関節は人間の体の中で最も大きい関節構造となっています。単純に大きさのことだけではなく、周辺の靭帯や筋肉などの軟部組織と共に協調しあって働くという特性を持っています。

2.三軸構造

膝関節は蝶番関節という、ドアの蝶番のような動きをする二軸構造です(他動的にわずかに三次元的な運動もします)。一方、股関節は球関節という三軸構造になっています。三軸構造である関節は他に肩関節(肩甲上腕関節)もありますが、関節としては股関節の方が複雑な構造となっています。
3.支持性と三軸可動性

股関節は、三次元の運動である三軸運動を発揮しつつも、人体の体重を支えるという大変優れた機能を持っています。このことは、あらゆる角度からの負荷に耐えられることを意味しており、一定方向からの負荷に脆弱な二軸構造と比べると、その強度には大きな差があります。

4.最も「意識しにくい」関節

一般的に意識しやすい部位というのは、視覚・触覚で捉えられるところです。股関節は周囲を分厚い組織に囲まれ、身体の深部に位置しているため、直接見ることも触れることも難しいため、人体の中では非常に意識しにくい部位となっています。最も強力で重要な関節の1つであるにも関わらず、最も意識しにくい(=繊細に感じにくい・動かしにくい)のが股関節なのです。

股関節の機能

股関節の機能
股関節の機能

股関節の基本的な動きは、屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋の動作ですが、単一方向で動くことはほとんどなく、2つ以上の運動が複合されて動いています。例えば、身体方向に対して横にハードルを越える動作(右脚が前の場合)は、屈曲と外転が組み合わされた複合運動となります。

股関節の機能を高めるには、単一の可動域だけで強化するのではなく、プラスして複合運動の筋力と可動域が必要です。
競技特性(器械体操、新体操、フィギュアスケート)においては、基本の関節可動域を超えた柔軟性が必要ですが、スポーツ選手は最低でも基準の可動域を保持しておく必要があります。

股関節の周囲には、多くの腱が集まっており、さらに大腿動脈という下半身へ血液を送る太い動脈、多くのリンパ節、そして太い神経が通っています。股関節周辺が固まってしまうと、血管やリンパを圧迫し流れが悪くなってしまうため、疼痛や冷え性、痺れなどが起こる可能性があります。また、本来自由に動くべき股関節の動きが制限されてしまうと、膝痛や腰痛を引き起こすこともあります。

このようにならないためには、股関節の柔軟性を高めて、流れの良い大きな動きができるようにすることが重要です。屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋の動きでストレッチを行いましょう。

また、股関節の筋力を向上させることも必要です。股関節の動きを高めるダイナミックフレキシビリティを取り入れ、股関節を力強く効率よく動かせるよう意識して行いましょう。

股関節が硬くなると

股関節が硬くなると、可動域が制限されてしまうため、日常生活や運動活動に制約が生じます。

例えば、階段の昇り降りや座ったり立ったりする動作がなどですね。

運動や身体活動の範囲が制限されてしまうと、基礎代謝量やエネルギー消費が減少してしまうことも。

また、股関節の可動域が制限されると、周囲の筋肉の使用が制限されるため、筋力が低下してしまったり、身体のバランスや姿勢が崩れてしまうなんてことも考えられます。

代表的な例を挙げると、股関節の可動域が制限されることで前傾姿勢が強まり、背中が丸まり「猫背」を引き起こしやすくなると言われています。


股関節が硬くなると代謝が少なくなる仕組み
股関節の可動性が制限されることで、代謝が減少するメカニズムは以下の通りです。

○運動量の低下:股関節が硬くなると、運動や身体活動の範囲が制限されます。運動量が低下すると、基礎代謝やエネルギー消費が減少してしまうことがあります。

○筋力低下:股関節の可動域が制限されると、周囲の筋肉の使用が制限されます。筋肉はエネルギーを消費する代謝活動の重要な要素であり、筋力低下によって代謝率が低下してしまうことがあります。

○血行循環の低下:股関節の硬直は血液の循環を妨げる可能性があります。適切な血行循環は代謝に重要な役割を果たし、酸素や栄養素の供給、老廃物の排出を助けます。血行循環が低下すると、代謝率は低下してしまいます。

○炎症の増加:股関節の硬直は炎症の発生を促す可能性があります。炎症は体内の代謝プロセスに影響を与えることがあり、代謝率の低下や代謝の乱れを引き起こす可能性があります。

股関節の硬化を防ぐには

股関節の硬化を防ぐには
股関節の硬化を防ぐためには、以下のポイントに注意することが重要です。

○適切な運動:適度な運動を行うことで股関節の可動域を維持することができます。股関節を柔らかくするために、ストレッチや股関節の可動域を広げる運動を取り入れましょう。ただし、無理な負荷や衝撃を与える運動は避け、ご自身の身体に合った適切な運動プログラムを組むことが大切です。

○日常生活での注意:長時間座り続けるなど、股関節が固まる可能性のある状況を避けましょう。長時間同じ姿勢でいる場合は、定期的に立ち上がったり、股関節周辺の筋肉をほぐすために軽い運動やストレッチを行いましょう。

○バランスの良い食事:栄養バランスの取れた食事を摂ることは、関節の健康維持にも重要です。カルシウムやビタミンDを含む食品(乳製品、緑黄色野菜、魚など)を摂取し、骨や関節の健康をサポートしましょう。

○適切な姿勢と体重管理:正しい姿勢を保つことは股関節の健康に寄与します。良い姿勢を維持するために、椅子やデスクの高さを調節し、腰のサポートや姿勢改善のためのクッションを利用します。また、適切な体重を維持することも重要です。過剰な体重は股関節に負荷をかけ、関節の健康を損なう可能性があります。

股関節の可動域を広げるストレッチはコレ!

①【バタフライストレッチ】

床に座り、膝を曲げて足裏をくっつけます。
足の外側を掴み、股関節の引き寄せるようにして軽く押します。
股関節の緊張感を感じながら、背筋を伸ばした状態で10〜15秒キープします。
リラックスして元の姿勢に戻ります。これを数回繰り返します。
②【ランジストレッチ】

立ち上がり、右足を大きく前方に一歩踏み出します。
右膝を曲げながら、左足を後ろに引いていきます。
足裏全体が床につくようにすると、股関節の伸展が感じられます。
身体を少し前傾させ、股関節の緊張感を感じるまで10〜15秒キープします。
ゆっくりと元の姿勢に戻り、反対側も同様に行います。
③【ヒップフレックスストレッチ】

立ち上がり、壁やテーブルなどのサポートを使います。
右足を前方に一歩踏み出し、左足は後ろに伸ばします。
右足の膝を曲げながら、左足を床に近づけます。股関節の前側を感じるようにします。
身体を少し前傾させ、股関節の緊張感を感じるまで10〜15秒キープします。
ゆっくりと元の姿勢に戻り、反対側も同様に行います。
これらのストレッチは、無理な力を加えず気持ちいいと感じる範囲で行うようにしましょう。

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まとめ

まとめ
股関節が重要な理由

動作の基盤:
股関節は、歩行や走行、座位から立ち上がるなどの基本的な動作に必要不可欠です。健康な股関節は、これらの動作をスムーズに行うために不可欠です。

姿勢とバランス:
股関節は、体のバランスを保つための中心的な役割を果たします。健康な股関節は、良好な姿勢を維持し、日常生活やスポーツでの安定した動きを可能にします。

運動能力とパフォーマンス:
股関節の柔軟性と強度は、運動能力やスポーツパフォーマンスに直接影響します。例えば、サッカーやバスケットボールなどのスポーツでは、股関節の柔軟性や安定性がシュートやスプリント時の動作に大きく影響します。

日常生活の快適さ:
股関節の健康は、日常生活においても重要です。例えば、階段の上り下りや重い物の持ち上げなど、日常のさまざまな動作に股関節が関与しています。

老化と関連する健康リスク:
股関節の健康状態は、老化と関連するリスクにも影響します。股関節の柔軟性や強度が低下すると、転倒や骨折のリスクが高まる可能性があります。

痛みや障害の予防:
適切なトレーニングやケアによって股関節の健康を維持することは、痛みや障害の予防にも役立ちます。特にスポーツをする人や高齢者にとって、股関節の健康は重要です。

これらの理由から、股関節の健康は個人の日常生活や運動能力、そして健康全般に大きな影響を与えることがわかります。定期的な運動や適切なケアを通じて、股関節の健康を維持し、良好な生活を送るための基盤を築くことが重要です。