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姿勢改善、歩き方、正しい姿勢の取り方

姿勢改善、歩き方、正しい姿勢の取り方
姿勢改善、歩き方、正しい姿勢の取り方

昨今、情勢も重なり、姿勢を改善したい、綺麗で正しい姿勢になりたいと悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか❔最近では、子供の姿勢も不安視されています。また、テレワークの増加に伴い姿勢がきになるビジネスパーソンや、綺麗な姿勢でいたい女性など、受容は様々だと感じます。

ですが、ネットなどに載っている。いわゆる美姿勢へのアプローチ的な記事に若干の違和感を感じるのは気のせいでしょうか❔どれが悪いという事ではなく、目的によって美しいという姿勢は変わりますし、静的姿勢と動的姿勢では、若干アプローチに、変化をつけて行かないと上手く身体が覚えてくれないという事も考えられます。

つまり、目的によってアプローチを変えるべきですし、本来、綺麗だと思っている姿勢が、不良姿勢だという事もあるわけです。今回は、姿勢についてや、姿勢改善への考え方など、姿勢にまつわる事柄を深掘りして行きたいと思います。

完璧な姿勢

完璧な姿勢
完璧な姿勢、これを、トレーニング用語では、良くパーフェクトポスチャーと呼ばれています。みなさんは、完璧な姿勢と聞くとどのような姿勢を思い描きますか❔

多くの方は、陸上選手のような綺麗な姿勢❔はたまた、モデルさんのような天使の羽が出ていて、腰のラインもそっていてくびれもある綺麗な姿勢❔をイメージされるのではないでしょうか❔特に、モデルさんのような姿勢は、多くの女性が憧れる身体のラインだと思います。

しかし、、、必ずしも全員ではないですが、身体の機能で見た場合は、モデルさんの綺麗な姿勢は、不良姿勢の場合が多い事を知っておきましょう。もちろん、それを生業としている方や、して行きたい方の場合は、与えられた洋服が綺麗に見えるように、身体のラインを自由自在にあやつれる姿勢を取れるようになる事も必要な事だと思います。

それは、本来の姿勢ではなく、スキルとして身につけれると良いと思います。なぜならば、先程、お伝えしたように、天使の羽根のように見える肩甲骨は、不良な位置あります。反りすぎた腰は、不良姿勢になり、傷害を発生させる恐れがあるからです。

これから、綺麗な姿勢や姿勢改善を行う皆さんは、見た目も大切にしながら、傷害予防もしつつ、尚且つ機能的な姿勢が手に入るように、身体を大切に、アプローチして頂けると幸いです。

パーフェクトポスチャーのテスト

前項で述べたように、完璧な姿勢を、パーフェクトポスチャーと呼びます。これは、直立して、静止した時の姿勢になります。その時に5つのポイントを地面から垂直に線で結んだ時に垂直になっているかを見る大まかな定義になりますが、まずは、この5つのポイントを知る事で、自身の身体がどうなっているのかを把握する事から初めて行きましょう。

5つのポイントはこちらです。
1.耳・・・横向きになった時に耳の位置を1つ目のポイントとして見ておきます。
2.肩峰・・・実際に触って見ましょう。肩の最も上の部分にある突起の部分を2つ目のポイントとして見ておきます。
3.大転子点・・・股関節と大腿骨の外側の突起ですが、骨盤と間違えてしまう方もいるので、気をつけましょう。
4.膝関節中点・・・膝関節の真ん中になります。ヒザを横から見た時の丁度真ん中あたりになります。
5.足関節中点・・・くるぶしです。外側の方のくるぶしを線で結んで見ましょう。

パーフェクトポスチャーの考え方

パーフェクトポスチャー
上記5点を線で結んだ時に、床から垂直になっていれば、比較的、静止した状態では、姿勢は良い方だと考えても大丈夫かと思います。しかし、身体は、横から見た時の図だけでは判断がつかないので、身体は、左右に倒れていないか❔様々な角度から検証し重ねて見て行く必要があります。

これは、1つの判断材料だと思ってこの知識を頭の片隅に入れておきましょう。
逆に、ここの部分が崩れているようでは、必ず姿勢改善のトレーニングをされたほうが良い状況だと認識するポイントとして抑えておくほうが良いかもしれません。1度、鏡を見ながらチェックして見てください。

このように、完璧な姿勢とは、機能的且つ、見た目も綺麗な姿勢である事が、日常やスポーツ、子供達には必要な事になります。その上で、それぞれの活躍するステージにあった姿勢を取れるように、スキルを磨き極めて行けると良いのではないでしょうか❔

正しい姿勢を為の豆知識

姿勢と一言で言っても、簡単にいえば、静止した姿勢と動的(動いている時)の姿勢がある。これらを正しい姿勢や、傷害を発生させないような動きにするにはいくつかのポイントがある事を知っておくと、トレーニングや、普段の生活でも、何をする事が大切なのかが、少しずつ見えてくる。ここからは、少し難しいですが、そのポイントを深掘りしまとめて行きます。

◉筋肉の長さや張力を考える
人間の身体は、大きく筋肉(靭帯、筋膜含む)、骨(関節)、血液(水分)などで構成されています。姿勢を考える上で、必要になる事が、重力が身体にどのように作用をしているかということ。少し怖い話ですが、、筋肉、靭帯、筋膜など、身体の形を整えている物が、全て身体からはがれた場合、骨はどうなるでしょうか❔

そうです。地球上どこにいても加わる力が重力です。ですから、重力に負けて、骨は砕け落ちてしまいます。つまり、骨は、筋肉などの組織によって重力に抵抗し姿勢を作り上げているという事になります。よく、理科室などにあった骨格標本を思い浮かべて頂けるとわかるように、骨には、関節があります。肘を曲げたり、足をあげたり、出来るのは、関節があるからです。

筋肉と動きの関係

筋肉と動作の関係
重力に負けなにように、骨は、筋肉によって支えられており、骨に関節が存在するから、関節を動かす事ができる。そして、その関節を動かしているのは、筋肉であるという事を覚えておきましょう。

しかし、筋肉自体の長さが変わったり、筋肉の張力が低下してしまうと、姿勢は崩れてしまいます。関節は、肘を曲げるという動作を行うに時、筋肉や腱が肘の関節をまたいでいないと、肘は曲がりません。このような関節が全身にあるわけです。

当然のことながら、肘を曲げる役目の筋肉自体が、硬くなったり、血流不良をおこし筋膜が捩れてしまって入れば、その関節は、静止姿勢の時でも縮んでおり、肘は曲がったままになってしまいます。このような現象が全体で起きていると不良姿勢になるわけです。いわゆる猫背などは、このような典型的な例ということです。

この状態で、スポーツを激しくしたり、トレーニングを限界以上に追い込むような事を行えば、筋肉にも、関節に負担をかける事になり、傷害のリスクは上がってしまいます。ですが、計画的なトレーニング、日常的な運動習慣で改善できます。姿勢改善し、綺麗で正しい姿勢をつくるポイントはあるので深掘りして行きたいと思います。

脳と神経

ここまでは、いわゆる見た目の問題点を深掘りして行きました。しかし、人間は、動きます。静止した状態で、どんなに綺麗な姿勢を保てたとしても、動く事で、その姿勢が崩れてしまうようでは、見た目も、動きも、不良をおこし、傷害のリスクまで引き上げてしまいます。

ですが、人間の身体は素晴らしく、どこかに不良があったとしても、車のようには止まりません。他の部位や機能を使ってその動作を成り立たせようとします。これを代償動作と言います。もう少し詳しくお話をすると、筋肉は、脳によって支配されており、その脳から神経が出ており、その神経は、筋肉を動かします。

そして、筋膜周辺にある無数の神経が、動作を起こそうとした時に瞬時に、色々な情報を脳に送り、その情報を脳が処理し、また神経に送り、神経が筋肉を動かす事で、骨や関節が動き動作が完成するのです。不良姿勢や不良動作というのは、このメカニズムの何処かに、異常がある場合に起こり得ます。

ですから、正しい動作をしっかりと身につけたり、姿勢を改善するためには、どこをどうしたら良いのかを明確にし、計画を立てる必要があります。

優良姿勢と不良姿勢

優良姿勢と不良姿勢
パソコン作業や、日常動作で起こった不良姿勢は、どのような順番で、その姿勢になるのかを記載して起きます。これは、この逆を意識して生活やトレーニングを行なって行けば改善の方向へ向かうという事になるので、頭の片隅に入れて起きましょう。

◉組織外傷(怪我をしたり、痛みが出ている状態、この場合は、肩こりをしている状態も含んで行きましょう)
◉炎症(痛みが出ているという事は、炎症が起きていたり内出血しているという事です)
◉筋肉のスパズム(筋肉が疲弊している状態)
◉癒着(筋膜などが、重なり合って癒着しているような状況)
◉変化した神経筋制御(代償動作が出ている状態)
◉筋肉不均衡(筋肉や動作のバランスが崩れている状態)

上から順番に、時系列で不良姿勢や傷害を引き起こし、また組織外傷に戻り、負のループを作ってしまう可能性がある。
この点を踏まえた上で、必要なエクササイズを行う事で、目的を達成していく必要がある。

まとめ

まとめ
姿勢改善し、綺麗で正しい姿勢をつくりたいと願う方々向けに、豆知識をお伝えしました。少し難しくなった部分もありますが、上記のような点を抑えた上で、身体へのアプローチを行って頂ければ、比較的安全かつ、効果的なエクササイズができると思います。

まずは、目的に対しての知識を入れる、そして、検証し、仮説を立てる。そこに対して、どのようなアプローチをしていくかを決めたら、トライ&エラーの精神で、挑戦して見ると、辛いトレーニングも楽しくなります。人間の身体は、まだまだ奥深く色々な情報が溢れています。1度整理して、決めた事をコツコツ行う事が最短の近道だと考えます。

わからなくなったり、迷った時は、一人で悩まずに、パーソナルトレーニングジム の専門家に相談してみるのも良いと思います。永遠のテーマでもある優良な姿勢、動作を皆様が手にする事が出来て、怪我のない毎日をおくれるように一緒に頑張って行きましょう。パーソナルトレーニングを行い 姿勢と共に体質改善も行う事で、アクティブな人生をおくれるようにして行きたいですね。