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スポーツ

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福岡天神は、今日も快晴です。福岡マラソンから、早くも一週間。。ランナーの皆様も身体のケアを行い、やっと回復されてきたのではないでしょうか❔早い方では、もう次の大会に向けて、調整に入っている方もDefiniにはたくさんいらっしゃいます。福岡では、次は、福岡国際マラソンがリニューアルされて開催されます。楽しみです。

2022年の年末のビックなスポーツイベントといえば、カタール、サッカーW杯ですよね。選手の一生懸命な姿を見ていると、また感動する場面がたくさんあるのではないかな❔と期待してしまいます。

トレーニングやスポーツをされている方だけでなく、スポーツの歴史や、競技ごとの歴史を振り返ると、目の前の一戦や、一球の重みがよくわかり、スポーツ観戦がさらに楽しくなります。ということで、スポーツのイベントで盛り上がる12月に向けて、スポーツの歴史について記載して行きたいと思います。

スポーツの語源

スポーツの語源
何気なく使っている“スポーツ”という言葉は、幅広い範囲を指しています。学校の教科の1つである体育で取り組む競技や、オリンピックで競われる種目の他、日常の中での運動などさまざまです。

カタカナで表記されることからもわかるように、スポーツは外来語です。
ラテン語の「deportare」が語源 (デポルターレ)

スポーツの語源は「あるところから別の場所に運ぶ・移す・転換する・追放する」の意味を持つラテン語「deportare(デポルターレ)」とされています。「de」は英語の「away」を意味し、「portare」は英語の「carry」を意味します。

ラテン語本来の意味から「気分を転じさせる」「気を晴らす」といった精神的な移動や転換に変化し、その後「義務からの気分転換・元気の回復」が一義的な意味になったという説が有力です。

「気分を転じる」という中世フランス語に転じる
上述したラテン語の「deportare」が時を経て、中世フランス語の「depoter(デポテア) 」や「desporter(デスポッティ)」に転じていきます。これは「気分を転じる・楽しませる・遊ぶ」といった意味を持つ言葉。つまり、スポーツの語源の意味は“気分転換”と言えるそうです。

現代の「スポーツ」は19世紀後半に誕生
16世紀になると上述した「desporter」が、「ゲーム・ショー・見世物」といった意味を持つ英語「disport(ディスポート)」や「sporte(スポート)」「sport(スポートゥ)」となっていきます。19世紀後半までスポーツは、貴族階級の遊びであった野外での狩猟を指す言葉でした。※諸説あるそうです。

19世紀後半以降は、英国の支配階級の子弟教育の場であったパブリックスクールにおいて、陸上や水泳、ラグビー、ヨット、ボクシング、テニス、バドミントンにフェンシングなど、あらゆるスポーツのルールが確立されたそうです。

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日本のスポーツ

日本で使われている“スポーツ”は、イギリス英語の「sport」をカタカナ表記にしている外来語です。では、このスポーツという言葉は、いつどのように日本に伝わり広まったのでしょうか。

日本への伝来は明治時代
スポーツという言葉は明治の開国時に伝来します。ただ、当時、開国したばかりの日本は、欧米列強に肩を並べることを目標にしていた時期であったことも関係し、身体鍛錬に主眼が置かれていました。

明治時代には三育「知育・徳育・体育」の考え方も伝わり、日本にも広がりましたが、上述の時代背景や、鍛錬し極めることを良しとした武士道精神の影響を受けていました。

一般に広まったのは大正時代
スポーツという言葉が一般に広まったのは大正時代です。大正時代になると、野球部やテニス部など、さまざまな運動部が高等学校や大学で発足されました。

1920年頃には高等女学校に通う生徒も水泳やテニスに親しむように。野球を始めとする、さまざまな学校対抗の大会が誕生したのも大正時代のことです。各スポーツに取り組んで楽しむ人、その大会を見て楽しむ人が増えたことで、スポーツという言葉が広く浸透したと考えられる。

スポーツの定義

スポーツの定義
スポーツの定義はこれまでも色々と議論されてきました。ここでは、国による定義と、スポーツ宣言日本における定義について解説します。

①国によるスポーツの定義
スポーツ基本法(日本で唯一のスポーツに関する法律)において、「スポーツは、心身の健全な発達、健康及び体力の保持増進、精神的な充足感の獲得、自律心その他の精神の涵(かん)養等のために個人又は集団で行われる運動競技その他の身体活動」とされています。

また、スポーツは「今日、国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠のものとなっている。」とされています。さらに「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利」との記載もあり、「スポーツ権」が明示されました。

これをひも解くと、スポーツ庁が定める第二期スポーツ基本計画において、「スポーツは、体を動かすという人間の本源的な欲求に応え、精神的充足をもたらすものである。」と説明されています。また、第二期スポーツ基本計画には「スポーツはみんなのもの」という記載もあります。

つまり、スポーツは競技・余暇活動・体力増強のために行う身体活動の全般を指します。散歩やラジオ体操、ハイキングにランニング、ウェイトトレーニングのように他者と競わない運動もスポーツなのです。

他に、試合会場に足を運んで観戦することや、テレビ放送を見ること、指導者や関係者として選手をささえること、ボランティアとして運営を手伝うことなどもスポーツとされています。これらからわかるように、国は、さまざまな形ですべての人々がスポーツに関わっていくことを推奨しているのです。
②スポーツ宣言日本による定義
2011年に日本体育協会(現在のJSPO)と日本オリンピック委員会(JOC)が共同で起草、宣言した、「スポーツ宣言日本〜二十一世紀におけるスポーツの使命〜」(以下「スポーツ宣言日本」)。

この宣言は「日本のスポーツ100周年を記念して、先達の尽力をたたえ、その遺産を継承し、更なる100年の発展を願う日本スポーツ界の志を表明するもの」として取りまとめられました。

スポーツ宣言日本における定義は「スポーツは、自発的な運動の楽しみを基調とする人類共通の文化である」というものです。大きな特徴は「~のためにスポーツを」という扱いをしていないことです。つまり、「何かのためにスポーツをする、みる、ささえる」のではなく、純粋に「スポーツをする、みる、ささえる」こと自体を楽しむ、喜ぶ、大事にする、という点です。

その上で、スポーツの意義と価値について、「スポーツのこの文化的特性が十分に尊重されるとき、個人的にも社会的にもその豊かな意義と価値を望むことができる。とりわけ、現代社会におけるスポーツは、暮らしの中の楽しみとして、青少年の教育として、人々の交流を促し健康を維持増進するものとして、更には生きがいとして、多くの人々に親しまれている。」としています。

そして、これらのスポーツの意義や価値、スポーツが有する力を「主体的かつ健全に活用することは、スポーツに携わる人々の新しい責務となっている。この自覚に立って21世紀のスポーツを展望するとき、これまでスポーツが果たしてきた役割に加えて、スポーツの発展を人類社会が直面するグローバルな課題の解決に貢献するよう導くことは、まさに日本のスポーツが誇れる未来へ向かう第一歩となる。」とつながっていきます。

これから、人々の個人的な生活はもちろん、社会的にまでスポーツが持つ素晴らしさが広く認められるようになることが期待されています。現代において、そしてこれからの未来において、スポーツは人々と社会を幸福にし、文化的な生活を営む支えになることでしょう。

体育

スポーツに似ている言葉には、“運動”や“体育”があります。普段何気なく使用しているこれらの言葉は、定義を紐解くと明らかな違いがあるとわかります。ここではこれらの言葉の定義、そしてスポーツの定義との違いを解説しましょう。

「運動」の語源と定義
運動には「モノが動くこと」を始めとして、さまざまな意味があります。主語を人に限っていないことが、この言葉の特徴です。
厚生労働省による「健康づくりのための身体活動基準2013」では、次のように定義されました。

「身体活動」:安静にしている状態より多くのエネルギーを消費する全ての動作のこと。
「運動」:身体活動のうち、体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施し、継続性のある活動。
例:ジムやフィットネスクラブで行うトレーニングやエアロビクスなど、テニス・サッカー・バスケなどのスポーツ、余暇時間の散歩や活発な趣味など。

「生活活動」:身体活動のうち、日常生活における労働、家事、通勤・通学など。
例:買い物・洗濯物を干すなどの家事、犬の散歩・子供と屋外で遊ぶなどの生活上の活動、通勤・営業の外回り・階段昇降・荷物運搬・農作業・漁業活動などの仕事上の活動など。

これらの関係は、身体活動=運動+生活活動とまとめることができます。

「体育」の語源と定義
体育は英語の「physical education(フィジカル エデュケイション)」の和訳として生まれた言葉で、1876(明治9)年に学校での教科名として定着しました。

「体育は、すべての子どもたちが、生涯にわたって運動やスポーツに親しむのに必要な素養と健康・安全に生きていくのに必要な身体能力、知識などを身に付けることをねらいとするものである。

このように、教育目的や教科の1つという定義がありますが、日本ではスポーツと混同されてきました。
体育は、すべての子どもたちが、生涯にわたって運動やスポーツに親しむのに必要な素養と健康・安全に生きていくのに必要な身体能力、知識などを身に付けることをねらいとしています。

体育の日

体育の日
Defini Personal Training GYMが立ち上がった日も10月10日の体育の日です。今では、スポーツの日とされています。
国民の祝日である体育の日は、スポーツの日に名称が変更されました。ここでは、それぞれの目的・由来を紹介し、名称変更の理由を紐解いていきます。

「体育の日」の目的・由来
「スポーツに親しみ、健康的な心身を培う」ことを目的として誕生した祝日、それが体育の日です。東京オリンピックの開会式であった、1964年10月10日に設定。以前は体育の日に多くの小学校などで運動会が行われていました。

「スポーツの日」の目的・由来
再び東京オリンピックが開催されることを機に、2020(令和2)年より、体育の日からスポーツの日に名称が変更されました。「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」ことを目的として制定されました。

10月の第2月曜日を祝日としています。

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サッカーW杯の歴史

第22回のFIFAワールドカップは、2022年11月20日からカタールで開催されます。ベッターは今大会のオッズを分析してバリューを見出そうとしますが、ワールドカップの歴史について。

ワールドカップ –
これまでの歴史
第1回のワールドカップは、1930年に開催されました。この大会はウルグアイで開催され、地元のウルグアイがアルゼンチンを4-2で下して優勝を飾りました。

フランスのジュスト・フォンテーヌは、1958年の1大会のみで最多の13得点を記録しています。
行われたのはわずか18試合でしたが、1試合平均32,000人の観客を動員しました。ワールドカップが始まる前、サッカーの主要国際大会と見なされていたのはオリンピックだけでした。

ワールドカップの誕生は、FIFAの当時の会長ジュール・リメと、フランスサッカー連盟の当時の事務局長アンリ・ドロネーの功績によるものです。「世界選手権」の開催は、1928年5月28日にアムステルダムで開かれた国際サッカー連盟総会で正式決定されました。

ワールドカップは1930年の第1回大会以降、第二次世界大戦中の中断期間を除き、4年ごとに開催されています。

1982年にワールドカップの出場国が16か国から24か国に拡大され、1998年にはさらに32か国へと増えました。2026年のワールドカップでは、さらに48か国へと拡大される予定です。2022年大会までに17か国でワールドカップが開催され、70か国以上が出場しています。

ワールドカップの優勝回数が最も多いのはどの国か?
地元開催のワールドカップは明らかにアドバンテージとなり、開催国は歴史的にワールドカップで好成績を残しています。最初の2大会は開催国が優勝しており(1930年のウルグアイと1934年のイタリア)、開催国がワールドカップを制したのは合計6回を数えます。

ワールドカップを開催した国は、一般的に強豪国と見なされていなくても好成績を残しています。たとえば、日韓で開催された2002年大会では、韓国が準決勝まで進出しました。

ブラジルはこれまで最も多くの成功を収めてきたサッカー大国で、ワールドカップで5回の優勝を誇ります。ドイツは2番目に多い4回の優勝で、その内3回は西ドイツとしてタイトルを獲得しています。


ワールドカップでゴール数が最も多かったのはどの大会か?
近年開催された2つのワールドカップ大会(1998年と2014年)で最多の171ゴールが記録され、最も古い2つの大会(1930年と1934年)で最少の70ゴールが記録されています。

前回の2018年ワールドカップでは最多ゴール記録に近い169ゴールが生まれ、1試合平均は2.64ゴールでした。

しかし、大会形式の変更と試合数を考慮すると(1930年の大会はわずか18試合で1998年以降の大会は64試合)、1試合あたりのゴール数が最も多かったのは1954年大会(1試合あたり5.38ゴール)で、最も少なかったのは1990年大会(1試合あたり2.21ゴール)となります。

まとめ

まとめ
このように、スポーツの歴史について調べてみると、今のスポーツをみる感覚が少しだけ変わると思いませんか❔
今回は、大枠のお話をしましたが、競技ごとの歴史を知れべてみるとまた面白くなっていきます。

2022年サッカーW杯の歴史にも少しだけ触れましたが、国ごとの歴史なども大変興味深い内容になっているので調べて見てください。
選手に刺激をもらい、自身のトレーニングに良いモチベーションで入れるように工夫をしていきましょう。

人生に挑戦できる心と身体へ。