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ハチミツ

ハチミツ
ハチミツ

福岡天神は、梅雨模様です。運動もなんだか後まわしになりやすい時期ですよね。でも、運動を行うことで自律神経は整います。気持ちもスッキリして、前向きな気持ちになるので、是非頑張って動いて行きましょう。

とはいうものの、日々の忙しい中で、何かしらの癒しが欲しいですよね。癒しといえば甘い物と頭に浮かぶかたも多いのではないでしょうか❔

そこで、身体に良さそうなハチミツについて、今回は、調べて行きたいと思います。皆さんで、知識を深めて蒸し暑い梅雨の時期を乗り越えて行きましょう。

栄養と効果

栄養と効果
はちみつは砂糖と同じ糖類に分類されます。生活習慣病を予防する観点からみると、摂取量には注意が必要なのですが、じつははちみつには砂糖では得られない効能があるのです。

ここでははちみつの栄養と効果について、解説していきます。

体を動かすエネルギーになる糖質

はちみつは水分を除くとほとんどが糖質(100g中75.3g)で占められています。ちなみに、カロリーは100gあたり329kcalで、山盛りのご飯(200g)に匹敵するほど。

ダイエットをする方には嫌煙されがちな糖質ですが、私たちの体を動かすうえでなくてはならない存在なのです。


はちみつの糖質は、おもに果糖とブドウ糖からなります。この2つの糖質は体内に素早く吸収され、エネルギーに変換されます。つまり、はちみつは素早くエネルギー補給ができる食材なのです。

関連記事:はちみつは血糖値に影響するの?〜糖尿病に良いのか検証しました〜

その他の栄養価

糖質以外にも、はちみつには砂糖にはない多くのビタミン、ミネラル、酵素やポリフェノールが含まれます。

また、肌の老化を防ぐポリフェノールや、腸内でビフィズス菌などの善玉菌を増やす作用を持つグルコン酸など、健康を気にする人にはありがたい栄養素が含まれているのが特徴です。

ちなみに、ミネラル類ははちみつの産地によって異なるという研究結果がありますので、それぞれの土地の特徴を活かして利用をしたいですね。

ハチミツとローヤルゼリー

ローヤルゼリーとは、別名「王乳」と呼ばれ、女王蜂だけが口にできるものです。

このローヤルゼリーには肌の水分保持や、血圧低下作用などの機能性がうたわれています。

はちみつは、通常働き蜂が花の蜜を集め巣で熟成させたものですが、一方でローヤルゼリーは働き蜂の体内から分泌される成分です。ローヤルゼリーを食べた女王蜂の身体は大きく育ち、寿命も長くなることからも、栄養価が高いことがうかがえます。

そのため、ローヤルゼリーは栄養ドリンクやサプリメントなどに広く使われているのです。

マヌカハニーはなぜ「すごい」のか

近年、はちみつの中でも高価な「マヌカハニー」が注目を集めています。

そもそもはちみつには、抗菌活性作用があるといわれていますが、マヌカハニーははちみつの中でもとくにその作用が強いのです。

そのため、健康意識の高い方の間ではスーパーフードとして重宝されています。

マヌカハニーの人への健康効果については研究が進められている段階なので、さらなる「すごい」発表に期待しましょう。

食べ続けると太る?

食べ続けると太る?
食べ続けると太る?
はちみつを食べ続けると必ず太るわけではありませんが、必要以上に食べすぎてしまえば当然太ってしまいます。

はちみつのカロリーは、100gあたり329kcalです。一回の使用量を10g(小さじ山盛り1杯)とした場合は33kcalで、それほど大きな数値とは感じられないかもしれません。

しかし、太る原因は摂取カロリーが消費カロリーを上回る点にあります。

たとえ一回の量が33kcalと思っていても、これを毎日余分に摂っていると太る原因につながるのです。日々の活動量との見合った食事量を確認しておきましょう。

また、はちみつの糖質は素早くエネルギーとして使われる半面、使われなければ中性脂肪として蓄えられてしまいます。

食べ過ぎに注意し、適量の範囲内で楽しみましょう。

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はちみつを摂取するメリットとデメリット

はちみつを摂取するメリットとデメリット

メリット

はちみつのメリットとしては、砂糖と比較した場合のエネルギー量や、その他栄養素を含む点があげられます。また、甘さについては砂糖よりも感じやすく、少ない量で十分な甘さを感じられます。使う量を少量に抑えることが出来るのもメリットと言えるでしょう。

デメリット 

一方デメリットとしては、糖尿病など血糖値を気にする疾病をお持ちの方は、血糖値が急上昇するかもしれません。

体にいいからといって自己判断で摂取せず、まずはかかりつけの医師や食事指導を受けている管理栄養士などに相談しましょう。

要注意。はちみつを食べてはいけない人

要注意。はちみつを食べてはいけない人
要注意!はちみつを食べてはいけない人
はちみつは、1歳未満の乳児に与えてはなりません。

なぜなら、はちみつにはボツリヌス菌という菌が潜んでいるからです。1歳未満の乳児は腸内が未発達なので、乳児ボツリヌス症を発症する危険性があります。

また、ボツリヌス菌は熱に強い性質があるため、たとえ加熱調理にはちみつを使用しても、1歳未満の乳児には与えないようにしてください。

ハチミツが血糖値やコレステロール値などを改善

大さじ2杯のハチミツを毎日食べると、血糖値やコレステロール値などが改善し、心血管代謝を健康にするのに役立つ可能性があるという研究を、カナダのトロント大学が発表した。

「ハチミツに含まれる栄養のおよそ80%は糖質です。はじめはハチミツを食べ過ぎると、血糖値やコレステロール値は悪くなるのではないかと考えていましたが、結果はその逆でした」と、トロント大学医学部栄養科学科のタウセフ カーン氏は言う。
 大さじ2杯(40g)のハチミツのカロリーは約130kcal。糖質(単糖)が30g含まれるほか、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、ビタミンB、葉酸、希少糖のトレハルロースなどの栄養が含まれる。
 「ハチミツには、糖質以外に、ビタミン類やミネラル類、アミノ酸、有機酸、ポリフェノールなども含まれます。抗酸化などの生理活性作用を期待できるので、適量を毎日食べることは勧められます」としている。
ハチミツを食べると心血管代謝の健康が改善
 これまで、ハチミツを摂取することで心血管代謝の健康を改善できることは、動物実験では分かっていた。研究グループは今回、計1,100人以上が参加したヒトを対象とした比較臨床試験(試験期間の中央値は8週間)を含む、18 件の研究を包括的に検討した。
 その結果、ハチミツを食べることで、血糖値、総コレステロール値、悪玉のLDLコレステロール値、中性脂肪値が下がる傾向がみられ、脂肪肝に関するマーカーも低下することが明らかになった。さらに、ハチミツは善玉のHDLコレステロールや、炎症に関わるいくつかのマーカーも改善した。
 ハチミツを食べることで、平均すると空腹時血糖値は4mg/dL、総コレステロール値は3mg/dL、LDLコレステロールは3mg/dL、空腹時中性脂肪値は2mg/dL、それぞれ低下した。さらに、肝機能のチェックをするための指標となるALTは9.75 U/L低下し、善玉のHDLコレステロールは1mg/dL上昇した。
 「公衆衛生や栄養学の専門家のあいだでは長い間、"砂糖は砂糖でしかない"と言われており、糖質の摂り過ぎは良くないと考えられていました」と、同大学栄養学科のジョン シーベンパイパー氏は言う。
 「ハチミツは、食事ガイドラインでは、吸収されやすい単糖類などの遊離糖や添加糖として扱われていますが、これを考え直さないといけないかもしれません」としている。

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アスリートとハチミツ

練習や試合のときにスライスしたレモンのハチミツ漬けを準備したり、実際に食べたりしている人は多いと思います。夏の暑い時期などはレモンをそのまま食べるだけではなく、残った汁を水で割ってレモネードとして飲んでもおいしいですよね。スポーツ選手にはどのような効果が期待できるものでしょうか。

●ハチミツの効果
ハチミツの主な成分は「果糖」と「ブドウ糖」といういわゆる糖質ですが、これらは分子が小さいため、消化吸収に優れています。試合前にエネルギー源として糖質を補給しますが(たとえばおにぎり、パン、バナナなどの果物)、ハチミツはこれらの糖質よりも素早くエネルギー源として利用することが出来るため、試合直前や試合中に補給しても十分間に合うと考えられます。またビタミンB1、B2をはじめ、アミノ酸やミネラル分も多く含むため、スポーツで身体を動かす人にとっては、疲労回復効果も期待できます。

●レモンの効果
酸っぱい成分であるクエン酸、ビタミンCを多く含む食べ物です。クエン酸は単体でとるよりも、ビタミンやミネラル、糖質などと一緒にとるようにするとより高い効果が得られます(参考ページ:クエン酸と上手につきあおう)。特に疲労回復に不可欠なビタミンB群はクエン酸と一緒に摂取することで吸収率がアップすると言われていますので、ビタミンB群を多く含むハチミツとの相性はバッチリです。

このようにハチミツとレモンを一緒に食べることによって、エネルギー源を素早く補給するだけではなく、疲労回復の効果をさらに高めると考えられます。水で割ってレモネードとして飲むと水分・ミネラル分補給に役立ちますし、寒い時期はレモンのハチミツ漬け+しょうがをあわせることでホットレモネードとして身体を中から温めることもできます。

作り方はとっても簡単。レモンを輪切りにスライスして、保存用のビンやタッパーを準備し、レモンがつかる程度にハチミツをかけて冷蔵庫で保存するだけです。作りたてよりも2~3日たったものの方が味がなじんでより食べやすいと思います。夏の試合前にぜひ準備してみてくださいね。

アスリート

ノバク・ジョコビッチ(テニス)

世界ランク1位のテニスプレイヤーであるノバク・ジョコビッチ選手がマヌカハニーを活用しているのは有名です。


ジョコビッチの生まれ変わる食事 新装版

私の朝の週間の2つ目はあなたを驚かせるかもしれない。スプーン2杯の蜂蜜を口にするのだ。それも毎日だ。できるだけマヌカハニーというニュージーランド産の物をとるようにしている。

これはマヌカという木で育てられたミツバチからとった色が濃い蜂蜜で、通常の蜂蜜よりもさらに大きな抗菌作用がある。

ジョコビッチの生まれ変わる食事
長友佑都(サッカー)
長友佑都の食事革命
熱が出て寝込んでもおかしくない状況だった。喉の痛みがその予兆だ。ところが、数日すると喉の痛みが消え、体調も復活したのだ。
マヌカハニーのおかげとも言えるし、それだけではないとも言える。食事をしっかり摂ることで、カラダが反応し、免疫の底力が高まった実感が、今の僕にはあるのだ。

ビジネスアスリートが実践する 最強のリカバリー術
リーチマイケル(ラグビー)

「マイケルはマヌカハニーが大好き。そのまま食べるのはもちろん、朝はお湯にスプーン1杯のマヌカハニーとレモンを入れて飲んでいます。減量中、甘いものが食べたくなったときも、マヌカハニーをなめていました」

リーチマイケル選手の奥さん、リーチ知美さんの言葉(スーパーはちみつ マヌカハニー使いこなしBOOK )
子どもの頃からマヌカハニーを摂っていたおかげで、来日してから一度も風邪をひいたことがありません。

マヌカハニー

マヌカハニーとは、ニュージーランドに生息するマヌカの花の蜜で作られたハチミツのことです。

抗菌・殺菌作用が高いため古くから様々な症状の薬代わりとして用いられ、現在はスーパーフードとして多くの方に親しまれています。

マヌカハニーについて深く知りたい方は、いかの引用文をお読みください。

マヌカハニーはニュージーランドにのみ自生するフトモモ科の樹木・マヌカの花から採取されるハチミツです。そもそもマヌカの幹や樹皮、葉などにはさまざまな効能があると考えられており、ニュージーランドの先住民・マオリ族の間では、古くから病気の治療に用いられてきました。そんなマヌカの花から採れるマヌカハニーの生産が始まったのは1800年代初期。生産当初は主に牛のエサとして利用されていたそうですが、マヌカハニーを与えられた牛が病気になりにくく、健康状態がよいことが注目され、さまざまな研究が行われるようになりました。そして2006年、マヌカハニーには強力な殺菌・消毒作用があることが判明したのです。
以来、マヌカハニーは人々の健康を促進する食品として利用されるようになりました。特に高品質なものは、オセアニアや欧米の医療機関などで治療を目的とした医療用ハチミツとしても活用されています。

まとめ

まとめ
世界中のプロアスリートが食事から砂糖を排除する事はものすごい勢いでトレンドとなっています。科学者が言うところによると、砂糖の過剰摂取は糖尿病、ガン、心臓病などにつながり、炎症を起こしやすくなる物質でもあり身体回復を遅らせると聞いております。

アスリートにとって、練習、試合からいかに素早く回復できるか、常にエネルギッシュでいられるか、メンタル、コンディションにおいて最高の状態を保てるか、が重要です

より良い身体を作る、ひとつの手段として
スポーツでのパフォーマンスを1秒でも1cmでも上げたい人々にとって、「食」でより良い身体を作ることは 日々のトレーニングと同じくらい大切です。

砂糖→蜂蜜の置き換えは、それを実現するひとつの手段として理想的と言えるかもしれません。