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体のケアについて

体のケアについて
体のケアについて

福岡天神は、少し暖かく12月の気候とは思えない位穏やかな朝となっております。年末皆様いかがお過ごしでしょうか?そろそろ、疲れも溜まってきて、体調崩している方も多いのではないでしょうか。インフルエンザや風邪の予防に手洗い、うがいを徹底していきましょう。

逆に、体力が大変充実している方も、この時期は免疫力が下がる時期になっています。気候も落ち着いて 動きやすくなっている今日この頃、自分では気づかないうちに、疲労が溜まっており、その疲れを運動で改善しようと思い、汗を流すと、気持ち的には大変すっきりするのですが、自律神経の交感神経を優位に働かせた状態から、さらに交感神経で自律神経を活性化させ、疲労をごまかすと言う状況にもなりかねません。

そうなると、披露に広尾を重ね、免疫力が下がることで、風邪をひきやすくなったりもします。そこで今回は体のケアについて再学習を行い、皆さんで知識をアップデートしていきましょう。

マッサージの歴史

マッサージの歴史
マッサージの歴史は、紀元前4000年頃に中国で始まったと考えられています。
中国の医師たちは、マッサージが筋肉の緊張を和らげ、血行を改善し、痛みを軽減するのに役立つことを発見しました。

マッサージはその後、ヨーロッパや中東に広がり、ギリシャ人やローマ人によって使用されました。
ギリシャの医師ヒポクラテスは、マッサージが健康と幸福の鍵であると信じていました。

マッサージは、18世紀にスウェーデンの医師ペール・リングによってヨーロッパに再紹介されました。
リングは、マッサージがリラクゼーションと痛みの緩和に効果的であることを発見しました。
彼はまた、マッサージの技術を体系化し、マッサージの最初のテキストを出版しました。

マッサージはその後、世界中に広がり、今日では世界中でさまざまな目的で使用されています。

マッサージは、リラクゼーション、痛みの緩和、血行の改善、筋肉の緊張の緩和、ストレスの軽減に使用されます。
マッサージは、怪我からの回復や術後の回復にも使用できます。

マッサージにはさまざまな種類があり、使用する特定の種類のマッサージは、治療しようとしている状態によって異なります。
最も一般的な種類のマッサージには、

スウェーデン式マッサージ、指圧、タイ式マッサージ、リラクゼーションマッサージなどがあります。

マッサージは安全で効果的な療法ですが、一部の人には適さない場合があります。
マッサージを受ける前に、医師に相談することが重要です。

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他にも

東洋医学のあん摩法は、皆様も思い当たることがあるでしょうが、痛いところに思わず手を当てたり撫でたりする本能的な行為から始まりました。これが「手当」の語源です。

さらに、病人を看護するに当たって、苦しむ病状に思わず背を撫でたり叩いたりして癒そうとする行為、あるいは疲れたときに思わず延びをしたり身体を動かして気分転換を図る事等は、あん摩やマッサージでいう「按墲法(あんぶほう)」「揉捏法(じゅうねつほう)」「牽引法」「運動法」の原点であり、ここからあん摩の治療行為が確立したものと思われます。


● あん摩
 あん摩は、歴史は古く中国大陸で生まれ、日本に渡来したのは3世紀頃といわれております。日本で確立されたのは奈良朝初期で、その後明治維新とともに、伝統的な東洋医学の診療体系に裏づけされた古来のあん摩術は、西洋医学の学説、循環器障害の回復説に置き換えられ、ヨーロッパからのマッサージと総合されて今日に至っております。


● マッサージ
 マッサージの語源は、ギリシャ語のマッシー(揉む)または、アラビア語のマス(揉み込む)に、フランス語のアジ(操作する)という語尾が付いた造語とされています。
 すでに紀元前4~5世紀のころ、ギリシャの医聖ヒポクラテスは、「医師たるものは医術についてのあらゆる学理とともに、マッサージも修得せよ」と力説したといわれ、幾つかの論文も発表されました。

その後、16世紀後半になって、フランスでマッサージの術式とその効用について詳しく説明する論文が発表されてから新たな脚光を浴び、西洋医学の臨床技術の一部として重要されるようになりました。さらに18世紀から19世紀にかけてスウェーデンのリングが治療体操を提唱し、マッサージとの併用を強調して以来マッサージはドイツ、フランス、オランダ等の諸国に普及するに至りました。

その後ヨーロッパ諸国におけるマッサージ研究は年を追って盛んとなり、学理の研究と共に術式の改善にも努め、臨床応用の新しい分野を内科、外科、整形外科と開拓し、近代医療マッサージの体系を確立しました。

マッサージが日本に入ったのは明治20年代のことです。マッサージの渡来によってあん摩術は大きな影響を受け、当時の業界の指導者は、こぞってマッサージの学理と実技の研修に努め、古来のあん摩法とマッサージを統合し、ヨーロッパには見られなかった日本独特の手技を作り上げました。




● 指 圧
 あん摩導引・柔術の活法などを総合した経験療法として、江戸時代まで行われていました。明治時代に入り、これらの技術と共通するアメリカの整体術などが入り、改良して独自の手技療法として体系化し、大正時代に「指圧法」として確立されました。

 昭和に入り、徐々に法整備等が進み、各々その長を採り、短を捨て、東西両医学の接点に立ち、総合されて国家資格「あん摩マッサージ指圧師」としての公的資格として、年に一度国家試験が行われております。

あん摩の歴史

「あん摩の歴史」

日本におけるマッサージの歴史はあん摩からスタートします。
日本最初の本格的な法律である『大宝律令』(大宝元年.701年制定)を修正して制定された『養老令』(養老二年.718年制定)の医疾令第二四には、 針博士・針師・針生・あん摩博士・あん摩師・あん摩生の官職が設けられていたことが記されています。

この時代のあん摩師は外科・整形外科およびその後療法としての処置やあん摩法まで取り扱った専門家で今日のあん摩師の医療的役割とは大いに異なります。

江戸時代に入り文政年間に大阪の太田晋斎が「按腹図解」(あんぷくずかい)を著して「元気の溜滞を活発にし、臓腑を和らげ気力を盛んにする」とあん摩の効果を詳しく述べています。

その後のあん摩術は明治維新とともに漢方医学の一科として別道を歩み民間医療として余命を保つ運命に向かい、伝統的な東洋医学の診療体系に裏付けられた古来のあん摩術は西洋医学の学説「循環障害の回復説」に置き換えられ、ヨーロッパ流のマッサージと統合されて今日に至っております。

「指圧の歴史」

現在の日本のオリジナル手技療法として世界でも通用する
指圧(SHIATSU)

明治時代ころからアメリカ三大整体術と呼ばれるカイロプラクティック・オステオパジー・スポンジロセラピーが流入して古法あん摩や活法などと融合して大正時代頃に出来上がった。戦後GHQによって手技療法が禁止されたが昭和30年8月に「あん摩師・はり師・きゅう師及び柔道整復師法」のあん摩があん摩(マッサージ・指圧を含む)と変更され法律上で指圧が認められるようになり、その後昭和39年6月に「あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師等に関する法律」として正式に指圧が認められるようになりました。

※昭和45年に柔道整復師法が単独法になったためあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師等に関する法律となります。

設立年代や創始者について異説はありますが、指圧を確立したのは日本指圧専門学校を設立した浪越徳治郎とその第一期卒業生増永静人なのです。

マッサージ療法とは

マッサージ療法とは
マッサージ療法とは?

マッサージ療法は、健康管理や増進に用いられます。マッサージ療法は、体の軟組織に働きかけます。マッサージ療法は東洋や西洋のほとんどの文化で、人類の歴史を通して実践されてきており、痛みの緩和を試みて人々が行った最古の方法の一つです。

どんな種類のマッサージ療法がありますか?

一言で「マッサージ療法」と言っても、さまざまな手技があります。西洋のマッサージ療法で最もよく用いられるのが、スウェーデン式マッサージ療法(クラッシックマッサージ療法)です。多くのマッサージ療法トレーニングの中心となる方式です。他の方式は、スポーツマッサージ療法、筋痙攣の解消など、特定の目的を達成する医療マッサージ療法、そして指圧や推拿などの東洋文化に由来する伝統的なマッサージ療法があります

スポーツマッサージとは

スポーツマッサージとは
スポーツマッサージ(すぽーつまっさーじ)

主にスポーツ選手のコンディションの維持・疲労回復・運動機能向上を目的に行われるマッサージ。

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スポーツマッサージとは、競技の前・中・後に怪我の予防やパフォーマンス向上、疲労回復、リラクゼーションなどの目的でマッサージを行うことを言います。

スポーツ生理学に基づき、運動中に使われる特定の筋肉をはじめ、身体深くの小さな筋肉や損傷した筋線維など、筋肉ひとつひとつに直接的・間接的にアプローチして筋肉本来の働きを甦らせたり、潜在能力を発揮させることを目的とします。

コンディショニングという観点から、筋肉だけではなくリンパ液や血液・神経や骨にも効果的な影響を与えるような様々な手法が必要となり、一般のマッサージとの手法としての特徴や違いは無くなってきています。

現在では施術者がどれだけスポーツコンディショニングに関して知識と経験があるかどうかというところで区別されています。このためマッサージに必要なあん摩マッサージ指圧師または医師免許に加えて、アスレチックトレーナーやスポーツトレーナーといった関連資格を併せて持っていることが多いのが特徴です。

スポーツマッサージの効果は

スポーツマッサージの効果は
血行促進と疲労回復

スポーツマッサージの主な目的は疲労回復です。運動して筋肉に負荷がかかると、代謝物質(疲労物質)が発生します。そこで、筋肉に刺激を加えて血液循環を良くすることで、この疲労物質を速やかに体外に排出させ、疲労を起こりにくくします。運動後にスポーツマッサージを行うと筋肉痛や筋肉の緊張を弱める効果が期待できます。

また、長時間同じ姿勢を続けたり、過度の緊張を強いられたりすると、うっ血して筋肉に疲労物質がたまり、硬くなります。マッサージで筋肉を緩めて柔らかくすることが、体のコンディションを整えるためにも役立ちます。

スポーツマッサージの
ルールと注意点

スポーツマッサージの手技には、揉む、さする、揺らす、圧迫するなどいくつかの方法がありますが、以下のようなルールがあります。

1.なるべく皮膚に直接触れる
衣類の上からではなく、皮膚に直接触れることが大切です。オイルやベビーローション、パウダーを使い、局所への摩擦や負担を減らすと良いでしょう。
2.静脈の流れに沿って体の末梢から中枢へ向かって行う
スポーツマッサージは、老廃物のたまった静脈血を心臓の方へ戻すという考え方によるもので、静脈の流れに沿って体の末梢から中枢へ向かって行うのが基本です。
3.最初と最後は「さする」
皮膚に手を密着させ、最初と最後にさすることで、血液やリンパ液の循環を促進する効果があり、リラックスしやすくなります。
4.指の腹と手のひらを使う
細かな部位など特定の場合を除いて、原則的には指先ではなく指の腹と手のひらを使います。
5.力を入れすぎない
「気持ちが良い」と感じるくらいの力加減がベストです。痛みを感じる強い刺激は、筋肉を痛める可能性もあるので注意しましょう。
また、スポーツマッサージを行う際には、以下のことに注意しましょう。

□怪我をした直後や炎症の激しい時には行わない。
□風邪で発熱しているなど体調不良の時には行わない。
□お酒を飲んだ時には行わない。
□食後1時間以上をおいてから行う。
□脇の下、膝裏、鼠径部そけいぶ、肘関節の内側など血管が集中している場所は強い刺激を加えない。
また、しびれがある時は何らかの病気の可能性もあるので、整形外科を受診することをおすすめします。

鍼灸治療

鍼灸治療と言えば、中国起源のイメージが強いですが、ツボを使った治療法は古代からヨーロッパでも行われていたようです。

鍼の起源を語る時に、よく持ち出されるのは中部ヨーロッパで発見されたアイスマンについての話です。
アルプス山脈
1991年、ドイツ人夫婦のヘルムート・ジーモンとエリカ・ジーモンは、アルプスにあるエッツ渓谷(イタリアとオーストリアの国境付近)の氷河を渡っていた際に、凍った遺体を発見しました。

その一帯は、多くの人が命を落とす危険なエリアだったため、二人は現代人の遺体だと考えたそうです。

しかし、その遺体はなんと約5300年前の遺体でした。

その遺体は、発見された場所にちなみ「アイスマン・エッツィー」と名付けられました。

エッツィーは、冷凍状態だったため、驚くほど保存状態が良く、瞬く間に世界的に有名になりました。
間もなく科学者たちがエッツィーの調査を始めると、さらに驚くことが発見されたのです。

エッツィーの体のいたるところに、刺青があり、点を線でつないだような絵が描かれていました。

そして、その点の80%は現代の経穴に一致していたのです。

使われたツボは、胃兪・三焦愈・腎愈・崑崙などでドイツ鍼耳介治療学校のフランクバール医師は、腰痛と腹部の疾患を治療したものではないか、と考えました。

すると、放射線を用いた調査から、エッツィーの腰椎には関節炎があり、腸には鞭虫(べんちゅう)の卵が多数発見されたのです。

高い確率で、エッツィーは約5300年前に腰痛と腸の不調に悩まされていたことでしょう。
東洋医学
しかし、中国人たちが主張する伝説によれば、紀元前2600年に戦争に参加した兵士に矢が刺さった時に発見されたとされています。

矢が刺さった傷は致命傷にならなかったばかりか、患っていた病気が治ってしまったそうです。



鍼灸が理論として体系化されたのは、それからずっと後のことで、最初の理論体系として知られているのが、紀元前200年頃に成立した『黄帝内経』という書物で、現存する最古の医学書として2011年にユネスコ世界遺産に登録されています。

日本では

日本に本格的な鍼灸関連の教本や技術が正式に伝来したのは、7世紀の飛鳥時代とされています。

中国に留学した遣隋使や遣唐使が日本に持ち帰り、その後701年には大宝律令によって法制化もなされました。

しかし、4世紀~5世紀頃にも海を渡って日本を訪れた大陸の医学者は存在したようです。

4、5世紀というと日本はヤマト王権時代です。

その時代に実在したとされる第19代天皇の允恭(いんぎょう)天皇が新羅(しらぎ)からの名医を招聘した記録が残っています。

新羅は朝鮮半島の大半を占領していたので、その名医は韓医師の祖先ということになるのでしょうか。

あまり知られていませんが、韓国では現在でも中国に勝るとも劣らない伝統医学の発展がみられます。
豊臣秀吉
大陸から輸入された医学の体系は、日本国内において独自の進化を遂げ、15世紀ごろから漢方医学として広く根付いていきます。

朝鮮半島を舞台にした16世紀における世界最大の国際戦争として名高い「文禄の役(1592年)」で豊臣軍は、李氏朝鮮から大量の医学書籍を略奪したのです。

その量は、数千冊、船で数艘分を要したと言われており、その後の日本での鍼灸治療の発展に一役かっていることでしょう。
秀吉はこの他にも、九州征伐のおりに鍼灸師団を帯同させるなど、鍼灸の歴史に何かとかかわりの深い人物の一人です。
杉山和一の管鍼法
日本の鍼灸治療は、江戸時代にさらに発展を遂げたとされています。

特に、徳川五代将軍・綱吉の侍医であった鍼灸師・杉山和一は、「管鍼法」という管を使用した日本独自の鍼灸技法を生み出し、現在ではこの方法がグローバル・スタンダードになりました。


江戸時代に発展を遂げた鍼灸治療も幕末から明治初期にかけて、徐々に西欧医学に医療の主導権を取られてしまいます。

しかし、時代の波に飲まれそうになりながらも、明治天皇や漢方医・和田啓十郎氏など漢来医学を愛した人々によって、何とか再興を果たしました。

当院の所在地である、この東京・日本橋は、漢来医学復興の地とされており、日本橋浜町には石碑も設置されています。

まとめ

まとめ
今回は、体のケアについてお話ししました。
スポーツマッサージは、アスリートだけでなく一般の方にも広く利用されている施術方法であり、その効果はさまざまです。最後に、スポーツマッサージの主なメリットをおさらいしておきましょう。

1. 筋肉の疲労回復
スポーツマッサージは、筋肉の疲労回復を促進します。トレーニングやスポーツ活動によって疲れた筋肉は、マッサージによって血液循環が促進され、乳酸や老廃物が排出されやすくなります。これにより、筋肉の回復が早まり、次のトレーニングにもより良い状態で臨むことができます。

2. 柔軟性の向上
マッサージは筋肉をほぐし、関節の可動域を広げる助けとなります。柔軟性が向上することで、スポーツや日常生活での動きがスムーズになり、怪我の予防にもつながります。

3. 姿勢の改善
スポーツマッサージは筋肉のバランスを整え、正しい姿勢を保つのに役立ちます。長時間のデスクワークや不適切な姿勢が原因で生じる筋肉の不調を解消し、健康な姿勢をサポートします。

4. ストレスの軽減
マッサージはリラックス効果があり、ストレスや疲労の軽減に効果的です。筋肉の緊張が和らぎ、心地よい感触によって心もリフレッシュされます。

5. 血液循環の促進
マッサージによって血液の循環が良くなり、酸素や栄養素が効率よく体全体に供給されます。これにより、組織や細胞の健康維持が促進され、怪我の治癒もサポートされます。

6. 免疫機能の向上
定期的なスポーツマッサージは免疫機能を向上させる効果があります。ストレスの軽減や血行促進によって、体内の免疫細胞がより効果的に機能し、病気や感染症に対する抵抗力が向上します。

これらのメリットからも分かるように、スポーツマッサージは単なる贅沢な施術だけでなく、健康維持やパフォーマンス向上にも大きな効果が期待できる重要なケアの一環です。定期的なスポーツマッサージを取り入れ、健康な体と心を手に入れましょう!